ブックメーカーのスポーツベッティングでは、キャッシュアウトと呼ばれる便利な機能があります。キャッシュアウトとは、一度賭けを行ったゲームを結果が出る前にキャンセルすることです。
キャッシュアウトを活用することで利益の安定も見込めるでしょう。
ブックメーカーのキャッシュアウト機能とは?
ブックメーカーにおけるキャッシュアウトとは「実行中のベットをベッター側の判断で途中辞退できる」機能のことです。
わかりやすく言うなら、賭けの確定前に自ら辞められる機能です。
従来であればベット実行中の時は、賭けの完了条件を満たすまでは確定できませんでした。しかし、現在では多くのブックメーカーがキャッシュアウト機能を有しており、ベット実行中(試合中)でも賭けを辞めて完了させることが可能です。
途中でやめたベットの配当はベットが優勢なら利益が出るし、ベットが劣勢なら損失になります。
ブックメーカーのキャッシュアウトをする2つのタイミング
キャッシュアウトを行うタイミングは、主に以下の2つです。
- 利益確定
- 損切り
実際のベット画像付きで解説していきます。
利益を確定したいとき
ベットが優勢に進んでいるときに、利益確定の目的で使えます。
以下のベット画像で説明していきます。
テニスの試合で賭け金300円で2倍のオッズにベットしている状況です。賭けた選手が第1セットを取り、優位に試合を進めています。
ベット時点より的中確率が上がったため、この時点でキャッシュアウトすると415.39円の払い戻しとなります。
415.39円(キャッシュアウト額)−300円(賭け金)=115.39円(利益)
利益が出ている段階でキャッシュアウトすれば、確実に利益を得られます。
この後にもし試合展開が劣勢になっていくと、キャッシュアウト金額も下がっていきます。
マイナスになる前にキャッシュアウトするのが大事です。
損切りをしたいとき
利益確定とは反対の考え方で、損切りにキャッシュアウトを活用することもできます。
こちらも、実際のベット画像で解説します。
サッカーの試合で、前半だけの勝敗予想に100円ベットしている状況です。
前半終了が迫り同点のままなので、ベット時点よりも的中確率が低下。キャッシュアウト額は66.67円です。
66.67円(キャッシュアウト額)−100円(賭け金)=−33.33円(損失)
このまま不的中で終われば払い戻しは0円なので、損失にはなりますがキャッシュアウトにより資金を残すことができます。
ベットが劣勢で、このままだと外れる場合には有効です。
ブックメーカーのキャッシュアウトは3つの種類がある
キャッシュアウトは大きく分けて以下3つの種類があります。
- 全額キャッシュアウト
- パーシャル(部分)キャッシュアウト
- オート(自動)キャッシュアウト
各種類の機能を解説していきます。
全額キャッシュアウト
最も一般的なキャッシュアウトの機能です。ベットした全額をキャッシュアウトするので、全額キャッシュアウトした時点でベットは確定します。
その後の試合結果を追う必要がないので便利です。
全額キャッシュアウトを取り入れてるブックメーカーが多いのもメリットです。
パーシャル(部分)キャッシュアウト
ベットした一部分をキャッシュアウトすることです。ベット金額の一部をキャッシュアウトして、残りをそのままベット中として残すことができます。
例. 300円賭けた際
200円分をキャッシュアウト
残り100円分をベット継続
などが可能です。
一部だけ利益確定させて、残り分はベット継続で更なる利益を狙う時に有効です。
オート(自動)キャッシュアウト
事前にキャッシュアウトしたい金額を設定すると、その金額に達した段階で自動でキャッシュアウトが行われます。
以下のベット画像では、キャッシュアウト額が400円に達した場合は自動でキャッシュアウトしてくれます。
自分が賭けた試合を見れない場合や「賭け金の○割以上負けそうなら損切りしたい」「賭け金が○倍になったら利確したい。」というときなどに使えて便利です。
株式投資で言うところの指値注文のことです。
常にキャッシュアウト画面を見る必要がないので、うまく活用することで資金管理をしやすいです。
便利な機能ではありますが、取り入れられているブックメーカーは少ないです。さらに、使えるブックメーカーでも利益確定時のみしか使えないこともある点には注意しましょう。
bet365は利益確定時だけで、損切りにはできません。損失を抑えるのには、あまり向いてない機能です。
ブックメーカーのキャッシュアウトのやり方
それでは、実際に3つのキャッシュアウトのやり方を解説します。
- 全額キャッシュアウト
- 部分キャッシュアウト
- オートキャッシュアウト
それぞれのやり方をbet365を使って説明します。
キャッシュアウトを制する者は、ブックメーカーを制す!しっかりとマスターしましょう。
通常キャッシュアウトのやり方
通常のキャッシュアウトは、試合の途中で賭けを終了させる場合に使います。
賭けた試合を確認する
サイト上部の「My Bets」をクリックします。
「Cash Out」をクリックする
「Cash Out」に現在の払戻額が表示されています。表示されている金額が、キャッシュアウトした時に手元に戻ってくる金額になります。これでよければクリックします。
「Confirm」をクリックする
「Confirm」をクリックすると全額キャッシュアウトが完了です。
部分キャッシュアウトのやり方
部分キャッシュアウトとは、賭けた金額の一部をキャッシュアウトすることです。
賭けた試合を確認する
すでに賭けてある試合を確認します。
「歯車」をクリックする
キャッシュアウトの画面が表示されたら歯車をクリックします。
キャッシュアウトする金額を設定する
スライダーを移動させると金額が増減します。キャッシュアウト額を設定し決まったら「Done」をクリックします。
オートキャッシュアウトのやり方
オートキャッシュアウトは、設定した払い戻し金額に達すると、自動的にキャッシュアウトしてくれる機能です。
賭けた試合を確認する
賭けてある試合を確認するところまでは同じです。
「歯車」をクリックする
キャッシュアウトの画面が表示されたら歯車をクリックします。
Auto Cash Out(オートキャッシュアウト)を選択する
Auto Cash out(オートキャッシュアウト)をクリックします。
自動でキャッシュアウトする金額を決める
If the value reachesとは設定した金額になったら自動的にキャッシュアウトされるという意味です。この場合600円になったら自動でキャッシュアウトされます。
Create Ruleをクリックすると設定されます。キャンセルしたい場合はRemove Ruleをクリックするとやり直せます。
ちなみに、オートキャッシュアウトも部分キャッシュアウトできます。上の場合は、600円になったとき400円分キャッシュアウトするといったルールになります。
今回はまだ試合が始まっていないので金額は固定されていますが、試合が始まると額が変化していきます。
ブックメーカーのキャッシュアウトの注意点
非常に便利なキャッシュアウトですが、実際にキャッシュアウトを行う上で覚えておきたい以下2つの注意点があります。
- 状況次第ではキャッシュアウト規制がかかる
- キャッシュアウトしない方が得なケースもある
状況次第ではキャッシュアウト規制がかかる
試合状況によっては、キャッシュアウト機能に規制がかかりキャッシュアウトができなくなります。
キャッシュアウト規制がかかる主なケースとしては、以下があります。
- 試合状況が大きく変動(得点が入るなど)
- 試合結果がほぼ決定している(大差がつくなど)
- 試合終了間際
キャッシュアウトを利用した投資を行う場合は、規制がかかることを考慮して取り組みましょう。
キャッシュアウトはギリギリまで待つより早めの決断が大事です。部分キャッシュアウトを使うのも効果的です。
キャッシュアウトしない方が得なケースもある
利益確定・損切りができるのはキャッシュアウトのメリットとも言えますが、キャッシュアウトすることが必ず得になるとは限りません。
キャッシュアウトせずに試合終了(ベット確定)まで待った結果、ベットが的中すればキャッシュアウトよりもお得です。
もちろんキャッシュアウトで利益確定・損切りをすることで、精神的には安定するでしょう。ただし、どんなベットに対してもキャッシュアウトするのではなく、キャッシュアウトする・しないを見極めることが大切です。
一番良いのは、試合映像を観て今後の展開を予測できるようになることです。
初心者にはなかなか難しい機能ですが、慣れてくると、予測できる時もあります。
キャッシュアウトができるスポーツ・できないスポーツ
キャッシュアウトは、全てのスポーツでできるわけではありません。
キャッシュアウトできるスポーツ
キャッシュアウトできるスポーツは利用するブックメーカーにより異なりますが、主要スポーツに関してはキャッシュアウト可能なケースが多いです。
キャッシュアウト可能な代表的なスポーツをまとめました。
サッカー/テニス/バスケットボール/野球/アイスホッケー/バレーボール/クリケット
これらのスポーツでも、試合によってはキャッシュアウトに対応していないこともあります。
ライブベットできるスポーツ(試合)はキャッシュアウトできるケースがほとんどです。
キャッシュアウトできる基準としては、ライブベットが行われるかどうかと言えます。
キャッシュアウトできないスポーツ
基本的にはライブベットに対応していないスポーツは、キャッシュアウトできないケースが多いです。代表的なスポーツとしては以下が挙げられます。
格闘技(MMA・ボクシング)/相撲/競馬/ドッグレース
ただし事前ベットにてオッズが著しく変動した場合には、キャッシュアウトできることもあります。
例えばbet365の競馬においては、事前ベットのオッズ変動を利用したキャッシュアウトの投資法も可能です。
原則はライブベットできるかで見分ければ良いですが、例外もあることは覚えておきましょう。
主要ブックメーカーのキャッシュアウト機能を比較
キャッシュアウトができるブックメーカーはどこなのか、知りたい方も多いでしょう。そこで主要ブックメーカーのキャッシュアウト機能を一覧でまとめました。
ブックメーカー | 全額 | 部分 | 自動 |
---|---|---|---|
bet365 | ◯ | ◯ | ◯ |
Williamhill | ◯ | ◯ | × |
Sportsbet.io | ◯ | ◯ | × |
賭けっこリンリン | ◯ | ◯ | × |
カジ旅 | ◯ | × | × |
BeeBet | ◯ | × | × |
Marathonbet | ◯ | × | ◯ |
BONS | ◯ | × | × |
M88(M Sports) | × | × | × |
Pinnacle | × | × | × |
全額キャッシュアウトであれば、ほとんどのブックメーカーで対応。しかし、パーシャル(部分)キャッシュアウトやオート(自動)キャッシュアウトは、非対応としている業者も少なくありません。
各社のキャッシュアウト機能も考慮して、ニーズに合うブックメーカーを選びましょう!
キャッシュアウトできるブックメーカーおすすめ3選
最後にキャッシュアウト機能があるブックメーカーの中でも、特におすすめのブックメーカーを3つ紹介します。
bet365
特徴
- 賭けられるスポーツ・試合が豊富
- ライブストリーミングに対応
- キャッシュアウト機能が充実
bet365は、賭けられるスポーツ・試合の数がとにかく多いのが特徴です。マイナーな大会・リーグにも賭けられるので、細かいニーズにも対応しています。2022年に入ってからは、日本の大相撲へのベットもできるようになりました!
ライブストリーミングにも対応しており、NBAやテニスの4大大会など世界的なスポーツイベントも無料で視聴できるのも大きなメリットです。
動画配信サービスに加入しなくても見れます。
キャッシュアウト機能は、全額・パーシャル・オートの3種類全てに対応。状況に合わせて使い分けできるのも便利です。
キャッシュアウトのオッズ更新頻度が高いのも使いやすい要因です。
主な対象スポーツ | サッカー、テニス、競馬、野球、バスケットボール、バレーボール、アメリカンフットボール、、Eスポーツ、ハンドボール、ラグビー、ボクシング、クリケット、アイスホッケー、ダーツ、サイクリング、ゴルフ、モータースポーツ各種、総合格闘技、相撲、陸上競技、オリンピック競技(夏季・冬季) |
---|---|
入金方法 | ecoPayz(エコペイズ) クレジットカード/デビットカード(VISA/MASTER) AstroPay(アストロペイ) |
出金方法 | ecoPayz(エコペイズ) 銀行振込 |
ライブストリーミング | ◯ |
キャッシュアウト | 全額キャッシュアウト:◯ パーシャルキャッシュアウト:◯ オートキャッシュアウト:◯ |
日本語対応 | ◯ |
初回ボーナス | 入金100%ボーナス(最大10,000円) |
ウィリアムヒル(Williamhill)
特徴
- 老舗ブックメーカーゆえの安心感
- 充実の日本語サポート
- お得なプロモーションが多数
ウィリアムヒルは1934年創業の老舗ブックメーカーです。歴史が長く企業としての信頼性も高いため、信頼性の高いブックメーカーを選びたい人におすすめです。
ロンドンの証券取引所にも上場している大企業です。
ブックメーカーの中では、早くから日本語サポートを実施しているのも特徴です。365日24時間の日本語サポート体制なので、疑問点やトラブルがあったときもすぐに相談できます。
多数のプロモーションが用意されているのもメリット。フリーベットやキャッシュバックなどのプロモーションを定期的に実施しています。
ウィリアムヒルのキャッシュアウト機能は全額・パーシャルに対応しています。ウィリアムヒルではキャッシュインと呼ばれているけど、意味は同じです。
主な対象スポーツ | サッカー、テニス、競馬、野球、バスケットボール、バレーボール、アメリカンフットボール、、Eスポーツ、ハンドボール、ラグビー、ボクシング、クリケット、アイスホッケー、ダーツ、サイクリング、ゴルフ、モータースポーツ各種、総合格闘技、相撲、陸上競技、オリンピック競技(夏季・冬季)、政治、芸能 |
---|---|
入金方法 | ecoPayz(エコペイズ) クレジットカード/デビットカード(MASTER) MuchBetter(マッチベター) |
出金方法 | ecoPayz(エコペイズ) MuchBetter(マッチベター) 銀行振込 |
ライブストリーミング | × |
キャッシュアウト | 全額キャッシュアウト:◯ パーシャルキャッシュアウト:◯ オートキャッシュアウト:× |
日本語対応 | ◯ |
初回ボーナス | 入金不要ボーナス 入金100%ボーナス(最大10,000円) |
スポーツベットアイオー(Sportsbet.io)
特徴
- 暗号資産(仮想通貨)での入出金に対応
- オッズが上がるブースト機能がお得
- ベット実績に応じたランク制度あり
スポーツベットアイオーは、暗号資産(仮想通貨)による入出金が可能なブックメーカーです。対応している暗号資産銘柄も多く、ビットコインやイーサリアムなどのメジャー通貨以外からでも入金できるのが特徴です。
対応している暗号資産は、ビットコイン(BTC)・イーサリアム(ETH)・ライトコイン(LTC)・リップル(XRP)・オールスポーツ(SOC)・トロン(TRX)・テザー(USDT)・ドージコイン(DOGE)・カルダノ(ADA)です。
お得な機能も多く、オッズが上がるブースト機能は毎日1回利用できます。さらに、ベット実績に応じて会員ランクが設定されるので、使えば使うほどお得な特典を受けられるのもメリットです。
ランクが上がるとフリーベットボーナスがもらえる特典があります。
なおキャッシュアウト機能は、全額・パーシャルの2種類が利用できます。
主な対象スポーツ | サッカー、テニス、競馬、野球、バスケットボール、バレーボール、アメリカンフットボール、、Eスポーツ、ハンドボール、ラグビー、ボクシング、クリケット、アイスホッケー、ダーツ、サイクリング、ゴルフ、モータースポーツ各種、総合格闘技、相撲、陸上競技、オリンピック競技(夏季・冬季)、政治 |
---|---|
入金方法 | Sumo Pay(銀行振込) 暗号資産(仮想通貨) |
出金方法 | Sumo Pay(銀行振込) ecoPayz(エコペイズ) 暗号資産(仮想通貨) |
ライブストリーミング | ◯ |
キャッシュアウト | 全額キャッシュアウト:◯ パーシャルキャッシュアウト:◯ オートキャッシュアウト:× |
日本語対応 | ◯ |
初回ボーナス | 常設特典はなし |
ブックメーカーのキャッシュアウトまとめ
今回は、ブックメーカーの便利な機能「キャッシュアウト」について解説しました。改めてキャッシュアウトについて以下にまとめています。
- キャッシュアウトはベッター側の判断でベットを途中辞退できる機能
- 利益確定・損切りのタイミングで活用できる
- キャッシュアウトの種類は全額・パーシャル・オートの3種類
- 状況によってはキャッシュアウト規制がかかるリスクもある
- 基本はライブベットできるスポーツがキャッシュアウトの対象
- ライブベット未対応でもキャッシュアウトできる例外もある
キャッシュアウトは、使いこなせると便利な機能です。うまく活用すれば利益が安定するから、ぜひ使えるようになりましょう。
ブックメーカーのキャッシュアウトを活用するなら、bet365やウィリアムヒルがおすすめです。ぜひ、アカウント登録しましょう!