色々なスポーツでの賭けができるブックメーカーですが、賭け方も実に多様です。単純な勝敗予想はもちろんですが細かい項目での賭けもできるので、自信のある賭け方を覚えていくことで利益を上げやすくなるでしょう。
この記事では、ブックメーカーの賭け方について詳しく解説。賭け方の手順や賭ける際の注意点についても紹介しています。
賭ける前に準備すること
ブックメーカーで賭けるには、ブックメーカーのアカウントを作り、お金を入金する必要があります。手順は以下4つのステップです。
- ブックメーカーサイトに登録
- 決済サービスに登録
- 決済サービスに入金
- ブックメーカーサイトに入金
まずは、ブックメーカーのサイトに登録します。使いたいブックメーカーを選んで登録していきましょう。

ブックメーカーの賭け方の3ステップ

無事に入金が済んだら、実際にベットすることが可能になります。賭ける手順は、以下の通りです。
- スポーツ(リーグ)を選択
- 試合や賭け方を決めてオッズを選択
- 賭け金をセットしてベット
ステップ1:賭けたいスポーツ(リーグ)を選ぶ

まずはブックメーカーの画面にログインしてお金が入っていることを確認します。そして実際に賭けたいスポーツを選びます。ほぼすべてのブックメーカーではパソコンでは左側に、スマホでは画面上部にスポーツを選択できる箇所があります。

サッカーをタップすると、リーグが選択できますので好きなリーグを選びましょう。
ステップ2:賭けたい試合を選ぶ

次に賭けたい試合を選びます。予想するチームのオッズをタップします。すると、タップした部分が青くなり、画面下にベットスリップ(賭けの欄)が表示されます。(※この時点では賭けは成立していません)
ステップ3:賭けたい金額を入力する

赤枠のところへ、ベットする金額を入れると、ペイアウト可能額(勝利金)が表示されます。金額が決まったら「ベットを賭ける」をクリックすると完了です。あとは、自分の賭けた選手が勝つことを願いましょう!
賭けた試合の結果を確認する方法
ベットが終わったら、ちゃんと試合に賭けているか確認しましょう。賭けた試合の結果を確認する方法を順番に説明します。
マイアカウントページに移動する

トップページの上部にある「マイアカウント」をクリックします。
オープンベットが表示される

自分が賭けた試合が表示されます。試合前であれば、キャッシュアウト(引き出し)が可能です。
終わった試合の結果を確認する

オープンベットに表示されていなければ、その試合はすでに終了しているためベッティング履歴を確認してましょう。

賭けた期間を設定すると、ベット履歴が表示されます。

ブックメーカー人気スポーツの賭け方
ブックメーカーでは様々なスポーツが賭けの対象です。そのなかでも、特にに人気のスポーツであるサッカー、競馬、プロ野球、テニスの賭け方について解説します。
サッカーの賭け方

ブックメーカーの本場であるヨーロッパで広がったサッカーは1番人気のあるスポーツです。サッカーには様々なリーグがあり、ブックメーカーでは様々な賭けを提供しています。サッカーに関する投資法も多く存在するためブックメーカーで稼ぎたい人は必見です。

競馬の賭け方

ブックメーカーを使えば自宅から国内外の競馬レースに24時間いつでも簡単に賭けることができます。凱旋門賞などの海外有名レースはもちろん、日本の中央競馬や地方競馬にも賭けることも可能です。軍資金があまりない人でも1ドルから購入可能なので、買い方次第では高配当も狙えます。

野球の賭け方

野球はブックメーカーの中でも、サッカーに次ぐ人気スポーツです。多くのブックメーカーでも日本のプロ野球に注目し、賭けの対象にしています。各試合での勝敗予想マーケットはもちろん、ペナントレース優勝予想、NBA、ワールドシリーズ、日本シリーズなど全てのリーグが対象です。

テニスの賭け方

テニスは年間を通して試合数が多いのでブックメーカーでも、多くのオッズが発表されています大坂なおみ選手や錦織圭選手など海外で活躍する日本人選手の試合にも賭けることができます。ライブストリーミングを配信しているブックメーカーでは、生中継でテニスの試合を見ながら賭けることができます。

ブックメーカーの代表的な賭け方
ここからは、ブックメーカーの代表的な賭け方について解説していきます。
勝敗予想(マネーライン)
最も一般的と言えるのが勝敗予想でしょう。勝利する選手・チームを予想します。マネーラインと表記されているブックメーカーも多いです。

一般的には勝ち・負けの2択ですが、サッカーなど引き分けがあるスポーツでは引き分けを含めた3択予想になることが大半です。

オーバー/アンダー
対象となる事柄において、ブックメーカーが提示する基準値より高いか低いかを予想します。

基本は両チーム(選手)合計の点数で予想しますが、該当チーム(選手)だけでの予想も可能です。
ゴールライン
サッカーにおけるゴール数のオーバー/アンダーは、ゴールラインと表記されることが多いです。意味はゴール数のオーバー/アンダーで変わりません。

ハンディキャップ
特定の事柄にブックメーカー側がハンデを設定した賭け方です。実際の結果にハンデ設定の値を加えて予想します。

上記画像では、「+1.5」とハンデが設定されています。これは実際の試合結果に+1.5点が加わるので、1点差以内の負けであれば的中となります。
なお、サッカーにおいては「アジアンハンディキャップ」と「ヨーロピアンハンディキャップ」の2つに分かれます。

ランライン
野球のハンディキャップ予想では「ランライン」と言う表記が用いられます。意味はハンデ予想のことなので、覚えておきましょう。

スプレッド
バスケットボールやアメリカンフットボールにおいては「スプレッド」と言う表記でハンデを表しています。

野球のランライン同様に表記が違うだけで、ハンディキャップ自体のルールは変わりません。
ダブルチャンス
主にサッカーで用いられる賭け方です。「1×2」の3択のうち2つを選択できる賭け方です。

ホーム勝利 or 引き分け
引き分け or アウェイ勝利
ホーム勝利 or アウェイ勝利
オッズは1×2より下がりますが、的中しやすくなるのがメリットです。
引き分け返金(ドロー・ノー・ベット)
こちらも主にサッカーで用いられる賭け方です。ホーム勝利 or アウェイ勝利の2択の勝敗予想となり、引き分け時には返金されます。

コレクトスコア
試合のスコアを正確に予想する賭け方です。スコアまで当てなくてはいけないため難易度は高いですが、その分オッズも高く設定されています。

ダブルリザルト
2つの予想を組み合わせた賭け方です。一般的には前半の勝敗予想と試合全体の勝敗予想を組み合わせになります。

勝利マージン
勝利チームと点差を予想する賭け方です。スコアそのものを当てる必要はないですが点差を当てなくてはいけないため、通常の勝敗予想よりは難易度が高いです。

プレイヤープロップ
各プレイヤーに焦点を当てた予想です。

ベット項目はスポーツによって異なります。主な項目をスポーツごとにまとめました。
サッカー |
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野球 |
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バスケットボール |
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テニス |
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優勝予想(アウトライト)
1つの試合ではなく、リーグ戦や大会の優勝予想に賭けることも可能です。

なお、注目度の高いリーグ・大会においては、優勝予想以外にも以下の項目に賭けられます。
- MVP・得点王など個人タイトル予想
- 昇格・降格予想(サッカーの主要リーグ)
- グループベッティング(グループリーグの突破可否)
イーチウェイ
優勝予想や競馬・ゴルフなど複数チーム(選手)で競う場合には、優勝予想の保険の意味合いでイーチウェイという項目に同時に賭けられます。
イーチウェイ単体で賭けることは不可能です。必ず優勝予想とセットで賭けることになり、優勝予想と同額のベットになります。

上記は競馬の凱旋門賞の優勝オッズですが、「イーチウェイ1/5 1-2-3」となっています。
これは、3着以内に入れば優勝オッズの5分の1のオッズで払い戻しするという意味です。
例えば、優勝オッズ11倍のタイトルホルダーに1,000円イーチウェイで賭けると以下の通りです。
優勝予想:1,000円×11倍=11,000円
イーチウェイ予想:1,000円×{(11倍-1)÷5}+1,000円=3,000円

複数に賭けるマルチベットは大きな利益を狙える
ブックメーカーには、シングルベットと呼ばれる一般的な賭け方の他にマルチベットと呼ばれる賭け方があります。
マルチベットで賭けることで、大きな利益を狙えるのがメリットです。
このマルチベットは、大きく分けてアキュムレーターとパーミュテーションの2つがあります。
2つの違いを以下の表にまとめたから、見てみよう!
アキュムレーター | 一般的なマルチベット 選択したオッズが全て当たれば的中 オッズは全てのシングルオッズを掛けたもの |
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パーミュテーション | 部分的なマルチベット 選択オッズがいくつか外れても的中の可能性がある アキュムレーターと比べて当てやすい 賭け金はアキュムレーターより多くなる |
より詳しく知りたい人は、以下の記事もチェックしてください!

ブックメーカーにはライブベットとキャッシュアウトがある
ブックメーカーの大きな特徴が、試合中に賭けられるライブベットと実行中の賭けを辞められるキャッシュアウトです。
ライブベットとは
ライブベットは、試合中に賭けるベット方法です。試合の状況を確認しながら賭けられるのがメリットです。
ブックメーカーではスタッツと呼ばれる選手の調子や実績などの情報データが開示されています。

更にはライブストリーミングっていって生の試合映像が見れるサービスを提供しているブックメーカーもあります
ブックメーカーサイトによっては試合映像も提供してくれるため、自ら試合映像を用意する必要もありません。

ライブベットは、試合状況に応じてオッズが変動するのが特徴。タイミング良く賭ければ、事前に賭けるより高いオッズで賭けることができます。ライブベットをうまく活用することで、利益を上げやすくなるでしょう。

キャッシュアウトとは
キャッシュアウトは実行中の賭けを自ら辞退して、その時点での見込みの配当を受け取れる機能です。キャッシュアウトは、以下2つの場面で使うのが一般的です。
- 利益確定
- 損切り
実行中の賭けが有利に進んでいれば、キャッシュアウトで辞退することで一定分の利益を受け取れます。

一方で、賭けが不利に進んでいる場合は損切り目的で使えます。そのまま賭けが完了して負けてしまうと、払戻は当然0円です。


【注意点】ブックメーカーで賭ける際に覚えておくこと
ブックメーカーで賭ける際に注意したいこととして、以下の2つがあります。
- ベット規制がある
- 引き分け・同着・延長戦の取り扱い
ベット規制がある
明らかに不自然な賭け方を行うと、ブックメーカー側でベット規制をかけることがあります。規制がかかると、これまで通りに賭けることができなくなり不便です。
主な規制を以下にまとめました。
マックスベット規制 | 賭け金の上限が極端に低くなる |
---|---|
オッズ規制 | 通常よりも不利なオッズになる |
キャッシュアウト規制 | キャッシュアウトができなくなる |
通常に賭けている分には規制対象にはなりませんが、以下のように疑われる賭け方を続けている場合には注意しましょう。
- 1.01倍などの超低オッズに賭ける
- 100万円単位などの超高額を賭ける
- キャッシュアウトを頻繁に行う
- アービトラージを行う
上記のどれもが儲けやすい手法となっています。あからさまに儲けを出そうとするベッターに対しては、ブックメーカー側が規制をかけて取り締まりを行なっています。

引き分け・延長戦・同着の取り扱い
勝敗予想の際、引き分けや同着など勝敗がはっきりしないケースも出てきます。この時、ベットがどのように扱われるかを把握していないと、損をしてしまうケースもあるでしょう。
引き分けのケース
引き分け(同着)があるスポーツの勝敗予想に賭けた時、引き分けだった場合の扱いはスポーツごとで異なります。
サッカーの「1×2」のように、引き分けの項目もある3択予想なら引き分けに賭けないと的中になりません。
サッカーでも引き分け返金(ドロー・ノー・ベット)やアジアンハンディキャップの「0」ハンデに賭けた時は引き分けで返金対象です。
勝敗予想以外でも、得点のオーバー/アンダーなどでジャストの点数だった場合は返金されます。


上記画像では、オーバー/アンダーに加えてジャストの予想もあるので、返金になる状況がありません。
「引き分け=返金」と決まっているわけではないので、賭ける項目ごとに引き分け時の扱いを確認しておきましょう。
延長戦のケース
試合が延長戦までもつれるケースは、サッカーとその他のスポーツで扱いが異なるのが基本です。
サッカー | 延長戦を含めない(後半終了まで) |
---|---|
その他(野球、バスケなど) | 延長戦を含める(試合終了まで) |

延長戦に入れば、点は追加されやすいもんねぇ。
サッカー以外においても、「延長戦を含まない」賭け方を提供しているブックメーカーなら、当然ですが延長戦は考慮されません。

同着のケース
競馬やゴルフなど順位を競うスポーツの場合、同着(同スコア)の時はデットヒートルールが適用されます。
デットヒートルールは、同着となったベット対象でオッズが均等に分割されるルールです。
例えば、10ドルをオッズ9倍にベットして同着だった場合、以下のようにオッズが変動します。
2頭(人)で同着の場合 | 10ドル÷2頭(人)×9倍=45ドル |
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3頭(人)で同着の場合 | 10ドル÷3頭(人)×9倍=29.99ドル |
4頭(人)で同着の場合 | 10ドル÷4頭(人)×9倍=22.5ドル |
同着の対象が多いほど、払戻が減っていく仕組みです。
ブックメーカーの賭け方まとめ
今回は、ブックメーカーの賭け方について解説しました。改めて以下にまとめています。
- 賭けるためにはブックメーカーへ登録して入金が必要
- 入金は決済サービスからの入金が便利
- ブックメーカーの賭け方は多種多様
- マルチベット・ライブベット・キャッシュアウトなどブックメーカーならではのシステムがある
- ベット規制やルールの取り扱い(引き分け時など)に注意