ブックメーカーとは、一言で言うとヨーロッパなどの海外に拠点をおく政府公認の賭けの胴元のことです。主にスポーツ競技の勝敗などを予想して、お客に対してオッズ(掛率)を提示し、お客の投票(ベット)を募って、その結果によって勝者(予想を的中させた人)に掛け率に応じて配当するものです。
日本でもインターネットを使って馬券を購入するシステムと同じで、大きな違いは、様々なスポーツに賭けることができるという点です。実際に現金をブックメーカーに入金し、そのお金を使ってスポーツに賭け、予想が当たると勝利金が支払われ、負けると現金没収となります。
ブックメーカーが提供しているスポーツのオッズに賭けて遊ぶことをスポーツベッティングとよびます。
- ブックメーカー(スポーツブック)とは、賭けの胴元のこと
- スポーツの試合の結果を予想してブックメーカーでお金を賭けて遊ぶことをスポーツベッティングと言う。
意味の違いを理解しましょう。スポーツベッティングの市場規模や有名な銘柄は別ページで詳しく解説しています!!
ブックメーカーはオンライン上でスポーツベッティングが楽しめるサイトをもっているため、インターネットに繋がっているパソコンまたはスマホ、タブレットがあれば24時間いつでも利用できます。
こちらのページでは
- そもそもブックメーカーって何?
- ブックメーカーって違法じゃないの?
- ブックメーカーってイカサマはないの?
- ブックメーカーのオッズって何?
- ブックメーカーってどうやって始めるの?
- ブックメーカーで勝ったら税金がかかるの?
- ブックメーカーは儲かるの?
といった疑問について解説していきます。
ブックメーカーの歴史
今ではスマホで簡単に海外のブックメーカーで遊ぶことができます。
いつからブックメーカーが始まったの?生まれた国は?など、ブックメーカーの歴史を辿ってみましょう。
ブックメーカーは1790年代のイギリスで始まった娯楽
ブックメーカーの誕生は1790年代のイギリスの競馬場です。
ハリー・オグデンという人が、レースに出走する馬にオッズをつけ、順位の予想が当たると賭け金に応じた配当金を払い戻すという賭けを行ったことが始まりとされています。
賭けに関する台帳(ブック)をつける賭け屋はブックメーカー(台帳をつける人)、ブッキーと呼ばれ、これが現在の呼び名の由来になっています。
この賭けのシステムは、競馬場に集まった人たちに好評で賭けの参加はどんどん増えていきました。
それに比例して業者の数も増え続け、約50年後には賭けを提供する業者の数は200を超えていたという記録が残っています。
元来競馬場は貴族や上流階級の社交場であったため、このような状況に対して抵抗や反対意見も多く、1845年にはイギリス議会で競馬を対象としたギャンブルを禁止する法律が成立します。
しかし、1度このようなギャンブルの面白さを知った人々を止めることはできず、ブックメーカーの数は増え続け違法行為が後を絶つことはありませんでした。
そのような状況の中、紆余曲折を経て1960年にブックメーカーはイギリス政府公認とされ、政府機関からのライセンスを取得すれば合法的に運営できる免許制へと移行したのです。
1960年代に店舗型ブックメーカーが台頭する
それから時を経て、1960年には、ブックメーカーがイギリス政府の公認で正式な営業を許可されるようになりました。
ブックメーカーが政府公認となったことで、賭けの対象は競馬のみならず、あらゆるプロスポーツや大学スポーツに広がり現在へとつながっています。
欧米、なかでもイギリスではスポーツベッティングは広く一般的に浸透しており、1990年代から2000年代には街中のいたるところにブックメーカーの店舗があふれました。
応援しているチームの勝利にお金を賭けたり、パブでお酒を飲みながらみんなで試合の予想を楽しんでいる姿が印象的です。
サッカー、テニス、バスケ、野球、陸上競技など、あらゆるスポーツが賭けの対象になっているため、これらスポーツ競技に賭けることを総称してスポーツベッティングと呼ばれるようになりました。
2000年代に入りオンラインブックメーカーが急成長
1990年代後半インターネットの登場により、ブックメーカーもオンラインに以降し始めます。英国大手ウィリアムヒルは1997年にいち早くオンライン化を実現しましたし、bet365も2000年代から急速に成長しました。
多くのブックメーカーは元々は実店舗を構えて運営していましたが、スマホが普及し始めた2010年代から徐々に実店舗が現象し始めます。
いつでもどこでもオンラインでベッティングができるため、わざわざ店舗に出向いて投票券を買う必要性がなくなったのです。
英国に1,500ベッティング店舗を構える老舗ブックメーカーのウィリアムヒルは、新型コロナウイルスの影響で、ロックダウン(都市封鎖)で営業停止していたベッティング店舗のうち、119店舗をそのまま閉店することを発表しました。
ブックメーカーの企業スポンサー
スポーツベッティングは日本の公営ギャンブルと違い、各国の政府機関からライセンスを取得した民間のブックメーカーが運営しています。
運営会社は日本では考えられないほど大きな規模を誇り、社会的な地位も高い点が特徴です。
さらに、世界三大証券取引所のロンドン証券取引所に上場しているほどの大企業です。
同じく業界最大手クラスのbet365は、4500人以上の従業員を抱えた世界的な企業で、現在も成長を続けています。
運営規模だけでなく、スポーツ界の発展に関する貢献度も見逃せません。
こちらに、主なブックメーカーと過去・現在にスポンサーになった主なチーム、大会などをまとめました。
ブックメーカー | スポンサー |
ウィリアムヒル | FAカップ、レアル・サラゴサ、全豪オープン(テニス) |
bet365 | ストーク・シティFC、スカイスポーツ |
10bet | ユヴェントスFC、ブラックバーン・ローヴァーズFC |
188bet | F1(アジア)、世界バドミントン連盟 |
Dafabet | セルティックFC、フラムFC、FAウェールズ |
スポーツベットアイオー | サウサンプトンFC、ワトフォードFC、フラメンゴFC |
マラソンベット | マンチェスター・シティFC、セビージャFC、SSラツィオ |
ネットベット | バスコ・ダ・ガマ、レッドブル・ブラガンチーノ |
ベットウェイ | ウェストハム・ユナイテッド、レスター・シティFC、レバンテUD、eスポーツ協会 |
今後、アメリカでスポーツベッティングなどオンラインギャンブルが解禁になれば、さらにブックメーカーの重要度が増えていくと予想されます。
ブックメーカーの特長やメリットについて
日本では、競馬・競輪・競艇サッカー・宝くじなどのギャンブルは、すべて国が管理しており、公営ギャンブルと言われています。それに対して、ブックメーカーは民間の企業が運営しています。そのため公営ギャンブルでは実現できない様々なメリットが多いのです。
- 高い還元率
- 様々なスポーツに賭けることができる
- 賭ける項目が多種多様
- 試合中でも賭けることができる
- スポーツ投資として期待できる
還元率が高い
還元率とは、賭け金がプレイヤーに払い戻される割合のことで、ギャンブルの勝ちやすさを見極めるためには還元率の高いゲームを選ぶことが重要です。
たとえば還元率が80%のギャンブルだと、1万円賭けて約8000円ほどが返ってくる計算になります。
ブックメーカーと日本の公営ギャンブルの大きな違いは、その還元率です。
ギャンブル | 還元率(約) |
パチンコ | 80~85% |
競馬、競輪、競艇、オートレース | 75~80% |
宝くじ | 46% |
サッカーくじ | 50% |
ブックメーカー | 93~98% |
日本の公営ギャンブルの還元率は高いもので約75%、もっとも低い宝くじは約50%弱です。
ブックメーカの場合、試合の大きさによって還元率が変わりますが、平均すると約93~95%です。
1万円賭けると9200~9500円が返ってくる計算になります。
単純に還元率だけを比較しても、スポーツベッティングの勝ちやすさが分かりますね。
還元率というのは、集まった賭け金から胴元の取り分(コミッション、控除率といいます)を引いて、プレイヤーに支払われるお金の割合のことです。
公営ギャンブルの還元率が75%ということは、1万円賭けると返ってくる割合が7500円。宝くじにいたっては、配当金が半分にも満たないということ。
つまり、1万円分の宝くじを100人が買ったとしたら、54万円を引いた46万円を購入者に割り当てるということになります。
ブックメーカー方式を採用している
日本の公営ギャンブルとブックメーカーの大きな違いに、賭け方式の違いがあります。
海外のブックメーカーは「ブックメーカー方式(ブックメーキング方式)」といい、日本の場合、「パリミチュアル方式」を取っています。
パリミチュアル方式は試合の勝敗が決まってから配当(オッズ)が確定します。利益は、投票券の総売上から胴元が一定分(約25~30%)を差し引き、残った金額を購入者に還元するというシステムです。
対して、ブックメーカー方式とは勝敗が決まる前から配当(オッズ)が確定します。賭ける時点ですでにブックメーカーの設定した配当率が発表されているため、ブックメーカー側が損をすることがあります。
- パリミチュアル方式は、勝負が決まってからオッズが決まるので必ず主催者(胴元)が勝つ仕組み
- ブックメーカー方式は、勝負が決まる前からオッズが決まるので必ず主催者(胴元)が勝つとは限らない
例として、競馬レースでパリミチュアル(日本)方式とブックメーカー方式(海外)で賭けた場合の違いを挙げてみます。
まず、オッズが2倍の馬が勝ちそうだなと思い、馬券を購入したとします。
その後、その馬がどんどん人気になり、オッズが1.3倍まで下がってしまいました。
パリミチュアル方式だと、最終的なオッズは1.3倍となり、せっかくあなたが2倍で購入したのに、的中としても1.3倍の配当しかもらえません。
パリミチュアル方式は必ず胴元が勝つ仕組みだからね。でもブックメーカー方式だと、最終的なオッズが1.3倍まで下がったとしても、2倍の時にベットしていれば、的中すると2倍の配当を手にすることができます。
買った時のオッズがそのまま反映されるということです。
実際に2020年の日本ダービーだと、コントレイルのJRAの予想オッズは1.5倍でした。
しかし、レースが終わってみるとコントレイルの単勝オッズは1.4倍まで下がってしまっています。
ブックメーカーで買っていれば1.5倍のままのオッズが適用されたということです。
様々なスポーツや事象が賭けの対象である
主要ブックメーカーで賭けられる代表的なスポーツをまとめました。
サッカー、テニス、野球、バスケットボール、アメフト、自転車競技、ドッグレース、ビリヤード、卓球、水球、ローンボウルズ、ダーツ、ハンドボール、自転車レース、ラグビー、eスポーツ、ボクシング、ハーリング、オートバイ競技、クリケット、ゴルフ、総合格闘技、アイスホッケー、スヌーカー、バレーボール、相撲、自動車レース、オージーラグビー、フットサル、ゲーリックフットボール、グレイハウンド、陸上競技、ウインタースポーツ |
イギリス以外の国で行われているスポーツも賭けの対象になっており、日本のスポーツも賭けの対象になっています。
サッカーやプロ野球、テニスなど年間を通じて行われているスポーツだけでなく、日本の国技である相撲やJリーグなど日本のスポーツも賭けの対象となっています。
最近は、海外で活躍する日本人選手が増えましたが、欧州サッカーリーグ、大谷選手や田中選手が所属しているMLB、錦織選手や大坂なおみ選手が出場するテニスなど、メジャーなものからマイナーなものまで、ほぼ全てが網羅されています。
Jリーグの試合もJ1、J2と賭けの対象になっています。
意外なところでは、大相撲もあります。
日本の相撲は、ヨーロッパで大人気のスポーツです。
賭けの対象はスポーツ以外の分野にも及びます。
政治 | アメリカ大統領選挙、イギリス総選挙、次期ロンドン市長選挙当選者、次期保守党(労働党)党首、次にEUを離脱する国、フランス大統領当選者、総選挙(スコットランド、アイルランド、ウェールズ、オーストラリア)、その他イギリスや世界の政治全般 |
芸能など | グラミー賞受賞者、ノーベル賞受賞者、アカデミー賞受賞者、ミスユニバース受賞者、芸能ゴシップ(ユベントス元監督の娘のデートの相手など)、TV番組の結果、世界の天気(イギリスの空港でクリスマスに雪が降るか?など)、宝くじ(Lotto) |
まさに何でもありといった感じですね。
■米国アカデミー賞
アカデミー賞、主演女優賞・主演男優賞・作品賞などに賭けられます。
芸能や天気などユニークな賭けはスポーツベッティングに興味がない人でも楽しめるのが特徴です。
ブックメーカーのオッズはかなり正確なので、選挙に関する報道では、ブックメーカーのオッズでどちらが有利かを判断することもあるぐらいです。
■政治
イギリスやアメリカの選挙結果の他に、「次にEUを離脱する国は?」という面白い賭け項目があります。
一番低いオッズは、イタリアの3.0倍でした。
■天気
なんと、アジア・欧州・アフリカ・アメリカなど世界の主要空港の天気を当てる、という賭けです。
成田空港の気温という賭け項目もありました。
スポーツ以外にも、実に様々な賭けがあることがお分かりいただけたかと思います。
賭け項目が多い
ブックメーカーでは、勝敗だけでなく、その試合に関する様々な結果について予想する楽しみがあります。
この点を、サッカーを例にして説明します。こちらは、楽天totoの種類です。
賭け項目は、指定された試合の勝敗、指定された3試合の90分間の得点数だけです。
しかも、複数の試合を当てなければならず、自分が予想に自信のある試合だけを選ぶことはできません。
ブックメーカーの賭け項目をみてみきましょう。
勝敗の他に、得点数、ハンデキャップ、スコア、得点する選手、コーナーキックの本数、前半・後半戦のみの結果、カードが出される枚数など、多彩な賭け項目が用意されています。
赤枠で囲った「254」というのは、賭け項目数つまり、254種類のかけ方があるっていう事。ブックメーカーの場合は、自分が予想に自信のある試合や、ベットしたい試合だけを選択できます。
24時間いつでもできる
スポーツベッティングは、世界中のスポーツの試合を対象にしているので、試合がある限りは24時間いつでも賭けられます。パチンコのように、営業時間というものはありません。
テニスを例に上げると、午前中はアジア、夕方からはヨーロッパ、深夜はヨーロッパ、アメリカの試合という流れが多いです。
サッカーは、午前~午後にアジア(オーストラリア、フィリピン、インドなど)の試合が始まり、夕方からはヨーロッパの試合があります。それに加えて、明け方ごろからは南米(ブラジル、アルゼンチン、コロンビアなど)、北米の試合が午前中にかけて多く組まれています。
このように、ほぼ365日24時間あらゆるスポーツが行われていますから、自分の都合のいい時間帯に賭けられるのがスポーツベッティングのメリットです。
日本時間の夜は、欧州でテニスやサッカーの試合数がピークになります。そのため、夜しか遊べない人にもブックメーカーはおすすめですよ!
試合を見ながら賭けられるライブベットがある
ブックメーカーの賭け方には、試合前に勝敗などを予想する事前ベットの他に、現在行われている試合に賭けるライブベッティングというシステムがあります。
ライブベッティングのオッズは、試合状況によってリアルタイムで変わっていくため、様々な戦略が可能です。
ライブベット、実際の試合進行に合わせて、リアルタイムで色々な賭け項目にベットすることができます。
こちらは、テニスの試合のライブ画面です。
赤枠で囲った部分が、スタッツです。
サービスエース、ブレークポイント、獲得合計ポイントなどのデータが表示されますので、それを元に予想します。
ライブベットでは、試合状況の変化に合わせて、オッズも変わっていきます。勝っている時は、低いオッズになるってことです。だからこそ、試合前に賭けるよりも大きく稼げるチャンスが転がっています。
たとえば、
- 格上の選手が1セット取られてるけど、相手はダブルフォルトが多いし、逆転しそうだ。
- 一方的な展開だから、勝ちは確定だろう。
オッズは小さいけど、大きめの金額を入れて確実に勝とう。
など、ライブベットではプレイヤーによって違った戦略、ベット方法が可能になるのです。
ライブベットについて、もう少し詳しく知りたいなら下の記事を読んでください。
ライブ映像が無料でみれる
海外サッカーやテニスのTV観戦が好きな人なら、DAZNやWOWOWなどの有料放送に加入している人も多いのではないでしょうか。
大手ブックメーカーの中には、海外スポーツの試合映像を無料で観れるサイトがあります。
たとえば、業界最大手のbet365や10betは、スペイン、ドイツ、フランス、ドイツ、イタリア、イングランドはもちろん、欧州、南米、アジア、アフリカなど世界中のサッカーの試合をライブストリーミングで視聴できます。
また、バスケのNBA、テニスのATP・WTAツアー、その他のスポーツも毎日大量に放送されていますから、スポーツ観戦好きな人ならお金を賭けなくてもブックメーカーを存分に楽しめます。
また、ライブベッティングをする時にも試合映像があると、予想の精度を上げることが可能です。
それぞれの目的に合った使い方をしてください。
バルセロナやレアルマドリード、バイエルン・ミュンヘンなど、欧州サッカーの試合も視聴できますから、それを目的にブックメーカーを利用するのもいいですね。
ライブストリーミング配信を行っているブックメーカーは数社ありますが、一番のおすすめサイトはbet365です。アカウントにお金を入れてるだけで、24時間いつでも試合が見放題。
副業及びスポーツ投資として注目されている
数あるギャンブルの中でも、ブックメーカーは「スキル次第で安定して勝ち続けることが可能なギャンブル」と言われています。
実際、海外にはブックメーカーをFXや株、先物取引のような投資と捉えて、ブックメーカーで生計を立てている専業ベッターが多数存在しますし、日本人プレイヤーの中にもブックメーカーで稼ぐ人が増えています。
株やFX、先物取引のような金融の世界と違い、スポーツベッッティングの世界は「好きなチームだけに応援ベットする。」「自分の国の選手(チーム)に賭ける。」といった、いわゆる「ゆるいお金」が大量に流れ込んでいます。
例えばブックメーカーのオッズが甘い賭け方などを発見できれば、期待値をプラスにすることが可能です。
力の差があるチーム(選手)の対戦でも、ハンデや合計得点、得失点差などの高オッズの賭けを狙えば大きく稼ぐチャンスがあります。
データで弾き出された適正なオッズから離れた期待値の高い賭けが発生しやすいのです。
サッカーやテニス、バスケ、野球などのメジャースポーツは、無料で利用できるデータサイトが豊富にありますから、ある程度スポーツに詳しい人やデータの研究などに時間を割くことができれば、安定してプラス収益を叩き出すことが可能です。
サイドアタッカーが強力なチームはコーナー狙い。リードしても最後まで得点を取りに行くチームはオーバー狙いなど、データを調べると勝率が上がりますよ!
もちろん、適当に勘で賭けているだけでは、生計を立てることはできません。
ブックメーカーを仕事にしている人は、データサイトを駆使したり、仲間と情報交換しながら日々努力を重ねています。
ブックメーカーの運営会社について
ブックメーカーは海外の企業が運営していますが、安心して遊ぶことができるのでしょうか?安全性はどのように保証しているのかについて解説します。
ブックメーカーを安心してプレイできる為に、安全性について図を使って解説します。
ブックメーカーはライセンスを取得している大企業
海外においてはメジャーな娯楽であるブックメーカーですが、その数は実に1,000を超えると言われています。数多くのブックメーカーが存在するその分、いろいろな運営業者が存在しています。
株式上場している大企業によって運営されているブックメーカーが大半ですが、逆にお金を不当に騙し取ろうと考える悪質な運営業者も存在しているのも事実です。非合法なブックメーカーでプレイをしてしまうと、出金ができなかったり、最悪個人情報を抜き取られてしまうなどのトラブルの危険性があります。
オンラインブックメーカーの中には、プレイヤーから多額の賭け金を集めたまま消えてしまったり、理由を付けて出金拒否を続けるといった悪徳業者がいたりします。
そのため現在は、ブックメーカーを合法的に運営するためには、国が関与するオンラインギャンブル審査機関のライセンスを取得が義務づけられているのです。
ライセンスは政府から発行された許可証のこと。まず「ライセンスを取得しているか」が重要になります。
ブックメーカーを合法的に運営するためには、政府から発行される運営許可証である「ライセンス」が必要になります。ライセンスを取得するためには厳しい審査をクリアし、ライセンス料を払わなければなりません。
ライセンスを取得していないオンラインカジノは法律違反となります。たとえ日本語の安全そうなサイトでも、ライセンスの表示がなければ絶対にプレイしないようにしてください。
ライセンスの中で、特に信頼できるものを以下にまとめました。
- ジブラルタル政府のライセンス
- MGA(マルタ共和国)
- キュラソーライセンス
これら信頼性の高いライセンスを取得している大手ブックメーカーのみを紹介しているから安心してプレイできるます。
ブックメーカーは審査・監査機関
ブックメーカーは、第三者機関や会計の会社から、オッズやベットに関する監査を受けて、不正行為が行われていないかを証明する必要があります。
ライセンスの取得だけでは完全とは言えません。不正がないか判断する別の審査機関の力が必要です。
監査機関はソフトシステムの採用チェック、ペイアウト率やサポート体制などブックメーカーの運営実績などを常にチェックしています。
定期的な監査は、ブックメーカーの安全性を証明するものなので、外部審査機関からの監査を受けているブックメーカーを選ぶことが大切です。
よく使われている外部審査機関の例
- マン島ギャンブル監視委員会
- 英国ギャンブリング・コミッショナー
- eCOGRA
ブックメーカーのサイトの一番下に、ライセンスや外部審査機関の情報が提示されています。
ブックメーカーの運営会社は超一流企業
欧米ではブックメーカーは社会的に認知された存在であり、各スポーツの発展に大きく寄与しています。
業界最大手のウィリアムヒルという会社は、ロンドン証券取引所に上場しており、15,000人以上の従業員を抱える、世界的な一流企業です。
過去には、サッカースペインリーグの強豪、リーガ・エスパニョーラのチームスポンサーを務めたこともあります。
また、「世界最古のカップ戦」と言われるイングラドFAカップの公式スポンサーとしても、有名です。
その他、当サイトで紹介しているbet365という会社のように、ブックメーカーがサッカーチームのスポンサーになったという話はいくらでもあります。
サッカー以外ですと、188betという大手ブックメーカーが、2019年のバドミントン世界選手権の公式スポンサーになっていますし、テニスのATP・WTPツアーの冠スポンサーになっている会社もあります。
このように、大手ブックメーカーは、資金面や運営面において非常に安定している優良企業というだけでなく、スポーツ界を盛り上げるために必要不可欠な存在です。
ブックメーカーはオッズを提供する起業
ブックメーカーのオッズ(odds)とは、ユーザーが予想する賭けに対していくら配当が払い戻されるかを示した数字です。ブックメーカーは過去に行われた試合やチームや選手のコンディションなどのビッグデータといわれる、膨大な量の過去の統計を元にバランスの取れたオッズを弾き出します。
オッズは、購入されたベット額の合計によって常に変動しますので、ブックメーカーが大損することもあります。
過去には、プレミアリーグで岡崎慎司選手が所属していたレスターシティの優勝を予測するブックメーカーの開幕前のオッズは5001倍でした。
しかし、多くの予想に反してレスター・シティは優勝を勝ち取りました。ウィリアムヒルはじめ5001倍のオッズを付けた大手ブックメーカー3社は、計770万ポンド(約10億円)の損失を被ったと言われています。
プラットフォーム会社はブックメーカーにスポーツのオッズを決めるソフトウェアを提供しているのです。
ブックメーカーのオッズの決め方はブックメーカーによって異なります。
- 独自採用しているブックメーカー
- プラットフォームを利用しているブックメーカー
それぞれ違います。
bet365やウィリアムヒルといった大手ブックメーカーは独自でオッズを発表しているけど、10betやNETBET、カジ旅などはソフトウェア会社から提供されたオッズで運営しているのです。
有名なソフトウェア会社として、SBTechなどがあります。10betやNETBETなどはSBTechが発表しているオッズを採用しています。
もちろんプラットフォームであるSBTechなどのソフトウェア会社も監査機関から定期的に審査を受けているので安全性は保証されています。
ブックメーカーの安全性について
続いて、「ブックメーカーに賭けるのは、違法じゃないの?」という疑問にお答えします。
単刀直入にいうと、
日本国内で公営ギャンブル以外のスポーツに賭けることは違法だが、海外のギャンブルに賭けることを規制する法律はない。
が結論です。
日本では競馬や宝くじといった公営ギャンブル以外、お金を賭ける行為は違法です。
そのため、オンラインブックメーカーも違法じゃないの?と疑問に思う方もいるかと思いますが、日本の法整備が遅れいるため違法でも合法でもない黒でも白でもないグレーゾーンと言われています。
ただし、イギリスやヨーロッパで合法的に運営されているブックメーカーの利用を日本人に規制することは、実質的に不可能といわれています。
なぜなら、ブックメーカーの中には株式上場している会社もあり、立派な一流企業ですから、規制などすれば貿易摩擦などの国際問題に発展しかねません。
また現在まで、ブックメーカーを利用して逮捕、起訴された日本人は一人もいませんから、現段階では、グレーゾーンだけれどもブックメーカーの利用に関する違法性を心配する必要はないといえるでしょう。
事実、過去に日本のオンラインカジノ利用者が逮捕された事件もありましたが、不服を申し立てて結果的に不起訴となりました。
今の日本の法律にはオンラインブックメーカーが違法か合法かを判断する明確な規定がありません。そのため、ブックメーカーで遊んでも有罪にはならないのです 。
日本でちゃんとした法律がないから違法とも合法とも言えません。詳しくは別ページで経緯を解説しています。
ブックメーカーの始め方
ブックメーカーの実践講座では、ブックメーカーの始め方について解説しています。登録方法から、入出金のやり方、賭け方まで、この講座を読めば初心者でも簡単にブックメーカーを始めることができます。
ブックメーカーの登録で準備するものはある?
ブックメーカーの登録はとても簡単です。ブックメーカーのオンラインサイトからメールアドレスや住所や氏名など個人情報を入力するだけでできます。
ブックメーカーの入金不要ボーナスを使ってお試しで遊ぶことはできますが、予想が的中して勝利金手にすることができても、以下のものを準備しておかないと出金することができません。
- ある程度の軍資金
- ecoPayzなどの電子決済口座
- 本人確認ができる書類
ブックメーカーにどうやって入出金するの?
ブックメーカーへの入金手段は大きく分けて4つあります。
- クレジットカード/デビットカード
- 銀行振込
- 電子決済サービス(ecoPayz、VenusPoint、STICPAY、Muchbetter)
- 仮想通貨
ecoPayz、VenusPoint、STICPAYなどの電子決済サービスは、入金・出金のどちらにも使えるため、大変便利です。
クレジットカードで入金できるブックメーカーもありますが、クレジットカードへ直接出金はできないので、出金するためには必ず電子決済サービスを利用することになります。
獲得した勝利金を現金化するまでの簡単な流れは以下のとおりです。
- ブックメーカーから電子決済サービスに出金
- 電子決済サービスから日本銀行口座に送金
- 日本銀行口座から現金を出金
仮想通貨を利用するブックメーカーの場合は、「電子決済サービス」の部分が「仮想通貨取引所」に変わります。
ブックメーカーのボーナスは貰った方がいい?
ブックメーカーのボーナスは投資金を増やし、勝つチャンスを多くするうえではとても効果的なものです。
ただし、どんなボーナスでも貰えばいいわけではありません。特に初心者なら、出金条件が厳しいボーナスは貰わないほうがいいでしょう。
出金条件とは?
受け取ったボーナスを現金化して出金するために必要な最低プレイ条件のことです。出金条件が厳しいとボーナスを現金化して出金する難易度が高くなります。
いくらボーナス額が魅力的でも出金できなければ意味がありませんよね。でそのため、ボーナスをもらうかどうかは、出金条件を基準に判断することをオススメします。
当サイトでは、ブックメーカーとの交渉を重ね、ユーザー様がもっとお特にブックメーカーを楽しめるキャンペーンを開催しています。
特別な入金不要のボーナスキャッシュやオリジナルグッズまで!さまざまな嬉しい特典をご用意しております。
ブックメーカーってどうやって遊ぶの?
ブックメーカーのオンラインサイトは、見慣れない数字の羅列が画面いっぱいに表示されて、初めはちょっと戸惑うかもしれません。
しかし、やることは至ってシンプルで以下の流れで簡単にスポーツベッティングが楽しめます。
- 賭けたいスポーツを選ぶ
- 賭けたい試合(選手)を選ぶ
- 賭けたい金額を入力する
- 賭けた試合の結果を確認する
入金するのが不安という方は、まずは入金不要ボーナスをもらって賭けることをオススメします。
ブックメーカーはスマホやアプリで遊べる?
基本的に、ブックメーカーはiOS・Androidなど機種関係なくスマホに対応しています。スマホ用にアプリを提供しているブックメーカーもありますが、数は多くありません。
アプリに対応していなくてもスマホのページは電波が届いていれば、サクサク動くので、動作の心配は必要ありません。
ブックメーカーで勝ったら税金はかかるの?
結論から言うとブックメーカーで獲得した勝利金は出金すれば一時所得として税金がかかります。
電子決済サービスや仮想通貨取引所を使ってもブックメーカーで得た勝利金を引き出す場合、最終的には日本国内の銀行口座に出金します。日本の銀行に着金すれば、お金の出入りが記録されますので、税務署もお金の流れをつかめます。
ブックメーカーで大勝ちして出金をする場合は、確定申告の準備をしておきましょう。
節税対策もできるので、脱税しようなどとはくれぐれも考えないでください。
ブックメーカーは儲かる?|攻略法や投資法は存在するのか?
ブックメーカーはギャンブルになるので、勝つ時もあれば負ける時もあります。そのため「ブックメーカーでは稼ぐのは難しそう」そう感じた方も少なくないと思います。
しかし、ブックメーカーは他のギャンブルと比較すると「比較的勝ちやすいギャンブルである」といえます。しかし、簡単に儲かるギャンブルではないことも事実です。
掲示板やSNSで「ブックメーカーで簡単に儲かりますよ!」といった口コミをみたことがある人もいるかも知れません。
稼ぐための投資法は存在しますが、人の弱みに付け込んだ詐欺もあるので注意が必要です!悪質な業者にダマサれないためにも正しい知識を身につけることが大切です。
ブックメーカーは還元率が高い
ブックメーカーはパチンコや競馬などの公営ギャンブルと比べて、理論上稼ぎやすいとされているのも事実です。その理由はブックメーカーの還元率(期待値)が他ギャンブルよりも圧倒的に低いからです。
「還元率(ペイアウト率)」とは簡単に説明すると、1試合に対して、プレーヤーに払い戻される確率、割合のことをいいます。還元率が高ければ、プレーヤーが勝つ確率も高くなります。
公営ギャンブルとブックメーカーの還元率を表にまとめると以下の通りです。
ブックメーカー | 約94% |
競馬・競艇 | 約75% |
パチンコ・スロット | 約80% |
宝くじ | 約40% |
この還元率は理論上の数値ではありますが、同じ金額を賭けるのであれば戻ってくる金額が大きいブックメーカーのほうが他のギャンブルよりも稼ぎやすいことは間違いなさそうです。
オンラインカジノよりも稼げるのか?
同じオンラインギャンブルである、オンラインカジノととブックメーカーでは、どちらのほうが稼ぎやすいでしょうか?
結論から言うと、ブックメーカーはスキルやセンスがあればオンラインカジノよりも稼ぎやすいギャンブルです。
まずは、オンラインカジノの中で、プレイヤーへの還元率が高いゲームといえば、バカラやブラックジャックが代表的です。
主なカジノゲームの還元率は以下の通りです。
ブラックジャック | 98% |
バカラ | 98% |
ルーレット | 98% |
スロット | 98% |
クラップス | 98% |
還元率はオンラインカジノのほうが優れていますが、バカラもブラックジャックも、勝率は約50%ですし勝敗は偏ることがあるので、運任せのゲームです。
必勝法と呼ばれているマーチンゲール法やパーレー法などのベッティングシステムを使っても、必ず負けを取り返せるとは限りません。
それに対してブックメーカーでは、賭けるプレイヤーの選択によって勝率を大きく変えることが可能なギャンブルです。
競馬や競艇の賭け屋と一緒で、賭ける人のスキルやセンスが問われるギャンブルなのです。
- 還元率はオンラインカジノのほうが高い
- オンラインカジノは運の要素が強い
- ブックメーカーの勝率はスキルやセンスで変わる
ブックメーカー投資法とは?
ブックメーカー投資とは、ブックメーカーを株式投資や不動産投資と同じように、確実に資金を増やすことを目的として利用することを指します。
株式投資や不動産投資と違って、大きな初期投資が必要がなく、「難しい知識がなくても気軽に始められる」というメリットがあるためサラリーマンの副業として注目されています。
ブックメーカーは、過去のデータを確認しながら、賭ける試合や賭ける項目、オッズの高低を自分で決められることができます。
自分が得意なスポーツで経験を積めば積むほど、同じ試合でも期待値の違いが分かるようになるため、勝率もあがります。
ブックメーカー勧誘詐欺は要注意
ここ数年のSNSでの普及により「ブックメーカー投資が稼げる」ということが間違った意味で広まった弊害が起きています。その代表的な例は、マッチングアプリやSNSを使って高額なコミュニティや塾への加入を募集する勧誘グループや、LINE配信などへ誘う詐欺業者が増えたことです。
手口としては、「ブックメーカー投資で大儲けできる」といった内容で勧誘するネットワークビジネスであったり、勝てる試合を配信するサービスで「最初は無料」といいながら、最終的には数十万以上もの高額な会費を請求してくるといった悪質な内容です。
たとえ仲の良い知り合いからの紹介でも「ブックメーカー投資」の話をもちかけられ勧誘されそうになったら、絶対に断りましょう。
ブックメーカーのまとめ
ここまで、ブックメーカーについての基本的な説明、日本の公営ギャンブルとの違い、違法性などについて説明してきました。
スポーツをただ観戦するだけでなく、ブックメーカー使って自分なりの予想を立てて観戦すれば、楽しさも倍増しますし、応援にも熱が入ります。