ギャンブルには必ず「還元率」が存在します。還元率を知れば必ず勝確率も上がるはず!?
そんな還元率の疑問、「還元率」って何?ブックメーカーは勝てるの?という疑問を記事にしていきます。
還元率とは?
「還元率」とは簡単に説明すると、1試合に対して、プレーイヤーに払い戻される確率、割合のことをいいます。
RTP(Return To Player)とも呼ばれ、直訳すると”プレイヤーに戻る”ですね。
実はこの言葉ブックメーカー以外のギャンブルでもよく聞きます。
「還元率」、「期待値」、「機械割」、「出玉率」、「払戻率」この全てがペイアウト率と(ほぼ)同じ意味です。
パチンコ等をしたことのある方はもうわかるかもしれませんね。
逆に、「控除率」という言葉もありますが、これは賭けにたいしてどれだけの手数料を胴元(この場合ブックメーカー)に取られるかを示す割合のことを言います。
ハウスエッジと呼ばれ、これが運営側の経費(人件費・設備費等)に回されるのです。
JRAやパチンコ屋が運営できるのも、このハウスエッジがあるからなのです。
そのため、ハウスエッジ(胴元の取り分)が低い、つまり還元率が高ければ、プレーイヤーが勝つ確率も高い!と言えます。
日本のギャンブルと、ブックメーカーの還元率を比較!
ブックメーカーの還元率は高い事で知られていますが、具体的にどれくらい高い還元率なのか、日本とのギャンブルとの比較で見てきます!
日本のギャンブルの還元率
パチンコ | 80% |
競馬・競輪・競艇 | 75~80% |
宝くじ | 40% |
おおよそではありますが、これくらいだと言われています。
還元率75%の場合1000円の馬券を買ったとしたら、胴元であるJRAは必ず250円は儲かるとう計算です。
宝くじの還元率40%は本当に低い数字・・・当たった時の金額が高額なので、ついつい買ってしまいますが還元率からみたら、絶対に手を出してはいけないようなギャンブルです。
ブックメーカーの還元率
ブックメーカーの還元率は90%〜97%!しかしこの数字はブックメーカーやスポーツ、試合によって違います。
イギリスはもとより、欧米ではスポーツや政治、芸能に賭けるということが、文化のようなものになっています。
世界規模で運営されていますから、参加する人の数も膨大です。
したがって、可能な限り控除率を低くして、プレイヤーに還元することができるというわけです。
オンライン化したことにより、世界中でブックメーカーを楽しむことが出来るようになりました。
また、スマホの普及によりいつでもどこでもオンラインベッティングがでるから、利用者が急増したのです。
また、日本と違ってブックメーカーを運営している会社は民間企業ですから、各社が競争してオッズを上げて購入してもらおうとするため、プレイヤーにとって有利な状況ができあがっています。
殿様商売をしている日本の公営ギャンブルとは、仕組みが全く異なっているのです。
そして、もうひとつの理由としては経費がほとんどかからないからなのです。
オンラインブックメーカーの場合、パチンコ屋のように店舗を構える必要がないため、土地代・テナント代や人件費のような固定費がかからないため、ハウスエッジを多くとる必要がないのです。
還元率の計算

そもそも控除率が100%を下回る場合(ギャンブルはだいたいそうです)長い目で見ればかならず損をします。
このため、破産するまでの時間をどれだけ伸ばせるか、どれだけ控除率を上げられるかが大事になります。
例えば、AチームとBチームの試合があり、引き分けはない試合でした。どちらもオッズは2倍に設定されています。どちらにも100円づつベットしました。この場合結果がどちらであっても、200円の賞金が手に入ります。これは還元率が100%という事です。
では、同様の試合で、オッズが1.8倍だったらどうでしょう?
Aチーム、Bチーム、両方に100円づつ賭けたとしても、賞金は180円になり、必ず20円損をします。これがブックメーカーの取り分となり還元率が90%ということになります。(200円のうち20円(10%)が胴元に行く計算になる)
オッズが1.5倍だったら、200円のうち50円が胴元で、還元率は75%
もちろん、還元率が90%の時より、75%の時の方が損をする金額が大きいので、早く手持ちの軍資金が底をつきます。
結果、やはり還元率の高い賭け方をしたり、還元率のいいブックメーカーを探すことが重要になってきます。
還元率計算の具体例

上記の横浜マリノス×川崎フロンターレの試合の還元率をロジカルに計算すると、計算式はこんな感じです。
1/(1/3.1+1/3.6+1/2.27)=0.96071902612
これに%の100を掛け、還元率は約96%となり、けっこう還元率がいい試合と言えるでしょう。

錦織圭の試合は計算すると、約94%の還元率。
1/(1/1.2+1/4.4)=0.94285714285
横浜×川崎の試合の方が還元率がいいことがわかります。
しかし、両方の試合に平均的に賭けても、還元率は100%を下回っているので、資金少なく遊ぶことはできますが、賞金はマイナスになることが確実です。
還元率の計算を使ってできる事
横浜×川崎の試合に、横浜勝利、ドロー、川崎勝利のそれぞれに、$6.198、$5.337、$8.464、トータル$20賭けることにします。すると、いずれかのBetが的中すると賞金は$-0.786になります。
錦織圭の試合では$15.714、$4.286(予算が$20)づつ賭ければ、賞金は$-1.143になります。
なので、還元率を使って賭けを行う場合に有効な賭け方は、複数の試合でかける。または、大会やリーグでの優勝者を当てるような賭けに使用すると有効です。

例えば、ウィンブルドンの勝者を当てるような賭けの場合
ジョコビッチ2.55 フェデラー4.75 ナダル7.20という一番有力な3選手に予算$20で、それぞれ$10.576、$5.678、$3.746賭けるとします。
するとどの選手が優勝しても$6.969儲かる事になります。
もちろん賭けた3選手以外が優勝した場合は損になりますが、かなり手堅く稼げると思いませんか?
還元率や、いくらづつ賭けたらいいのかを簡単に計算してくれるサイトも検索するとずぐに見つかりますので、そちらで計算するといいですよ。