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ブックメーカーのユニットとは?最強のベット方法「ユニット法」を徹底解説!

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今回は、ブックメーカーのベッティングシステムの中で、もっとも優れた賭け方の1つである「ユニット法」について解説します。

ジャパンちゃん
ブクメちゃんは、賭け金についてのルールは作ってる?

ブクメちゃん
あんまり深くは考えてないかも。その時の残高や気分次第かな。

トウシくん
ブックメーカーで安定して勝つためには、資金管理はとても重要です。
今回のユニット法は、特におすすめできる賭け方なのでぜひ最後までお読みください。

目次

ユニット(UNIT)とは

「今月は利益を100万円です!」「毎日1万円稼いでいます」といったかなり香ばしい言葉がTwitterで飛び交って、一見すると魅力的で凄そうな感じがします。

トウシくん
しかし本当にすごいのでしょうか?
ジャパンちゃん
例えば資金が100万円あるAさん、資金が1万円しかないBさん。二人が「利益1万円」を出そうとすると、Aさんのほうが明らかに有利です。

ブックメーカーでは、プレイヤーの環境や価値観によって賭け金は変わってきます。資金が多いからといって勝率が上がるわけでもありませんし、少ない資金でも勝率が上がれば増やすこともできます。

そこでブックメーカー投資の世界で勝率を客観的に判断できる便利なのがユニット(UNIT)という考え方です。

ユニットの計算方法

まず、手持ちの資金がいくらでもそれを100分割して1ユニット(UNIT)と考えます。

Aさんは手持ち資金が100万円、Bさんは手持ち資金が1万円あります。二人の1ユニットの金額は

  • Aさんは100万円÷100なので1ユニット10,000円
  • Bさんは1万円÷100なので1ユニット100円

となります。

ここで二人とも利益が1000円出たと仮定します。この1000円をユニットで計算すると

  • Aさんの利益1000円は0.1ユニット(1ユニット10,000円なので)
  • Bさんの利益1000円は10ユニット(1ユニット100円なので)

ユニットで比較するとBさんの勝率が高いことがわかります。

ジャパンちゃん
つまり、いくら利益がでたからといって、それがユニットをいくらで設定していて、何ユニット勝って、その結果いくら利益がでたのかという考えが大事なのです

ユニットの利益(PROFIT)の計算方法

ユニットを使えば自分がどれくらい負けているか、勝っているかを判断することができます。

利益(PROFIT)の計算方法は以下のとおりです。

  • 勝った時はユニット数 × (オッズ-1)
  • 負けた時はユニット数をそのままマイナス

例えば、
オッズ1.50倍の試合に5ユニットベットして、勝利した。

この場合のプロフィットは?

というケースで考えてみましょう。

1.50倍のオッズに5ドルベットしたら、返金されるのは7.50ドルになります。

5ドルは元々の自分の資金が手元に戻ってきただけで、純粋な増額は元々の資金を引いた2.50ドルになります。

PROFIT=5unit ×(1.5-1)=2.5

つまり今回の利益(PROFIT)は2.5ユニットとなるわけです。

ユニット法とは

ユニット法とは、資金の○%を賭け続けるというベッティングシステムです。

例えば、手持ちの資金を10,000円とします。この場合、先程の計算の通り1ユニットは100円になります。これで何ユニット賭けるかをきめます。

資金の10%(10ユニット)を2倍配当のオッズへ賭けていくとします。最初に1000円を賭けて的中すると2000円が払い戻されるので、合計金額は11000円になります。

資金が11,000円になったので1ユニットは110円になります。

ここで資金の10ユニットを賭けると、11000円の10%ですから1100円を賭ける計算になります。

ユニット法はユニットをいくらで設定するかによってリスクを出来るだけ小さく抑えることができるのです。

ブックメーカーの有名なベッティングシステム

ユニット法以外のブックメーカーの有名なベッティングを紹介します。それぞれの賭け方について簡単に説明します。

オールイン法

オールイン法とは、バンクロールの全てをベットする方法です。ブックメーカーの勝率が100%でない限りは、確実に破産してしまう賭け方です。
一見すると無謀な賭け方に見えますが、テニスやサッカーなどの低オッズの試合にに1回限定といった感じで賭けるなら、それなりには有効な賭け方といえます。

マーチンゲール法

バカラやルーレットの赤黒などカジノの2倍配当のゲームでよく使われる賭け方で「倍賭け法」とも呼ばれています。
最初に1単位あたりの金額を決め、負けるまでは1単位を賭け続け、負けてからマーチンゲール法がスタートします。次ゲームでは2単位を賭け、以降は勝つまで4→16→32→64→128→256・・・と賭け金を増やしていきます。
どのタイミングでも1勝すれば利益が出るので、理論上は必勝法といえるのですが、途中から賭け金が急激に増えるため破産のリスクが高い方法です。

フィボナッチ法

「自然界の神秘」といわれるフィボナッチ数列を使ったベット方法です。マーチンゲール法と同じく最初に1単位あたりの賭け金を決め、負けるまでは1単位を賭け続けます。
負けた次ゲームからフィボナッチ法がスタートし、賭け金を1→1→2→3→5→8→13→21→34→55→89・・・と増やしていきます。
賭け金の単位は、前の2つを足したものになります。勝つと、賭け金の単位を2つ戻し、負けると1つ進むといった感じで進めていきます。
マーチンゲール法と比較すると、最低2連勝しないとプラスにならないのですが、賭け金の増加が緩やかなのでパンクしにくいというメリットがあります。

定額法

1回あたりの賭け金を定額にして賭け続けるベッティングシステムです。連勝しても連敗しても賭け金が一定なので、パンクの確率が低く精神的に安定して賭けられる点が大きなメリットといえます。ユニット法と似ていますが、資金の増減によって賭け金を変えない点が大きく異なります。
ただし、大きな連勝の波に乗った時でも資金の増え方が一定で、連敗が続くと損失を取り戻すのに時間がかかる点がデメリットです。

5つの賭け方をシミュレーションして比較

まず、一定の条件を設けてベッティングシステムによる資金の増減を検証してみましょう。
検証には、以下の賭け方を使用しました。

  • オールイン法
  • マーチンゲール法
  • フィボナッチ法
  • 定額法
  • ユニット法

次に、5つの賭け方でシミュレーションしてみましょう。
今回は、ピナクル(Pinnacle)の直営ブログでの検証結果を使用します。

賭け方の条件

  • 手持ち資金は1000ドル
  • それぞれの賭け方の初回ベット額は100ドル
  • 勝率50%、オッズ2倍のゲームを連続500回行う
  • 勝率は毎回55%
  • オールイン法は、毎ゲームで残高のすべてを賭ける
  • ユニット法は、残高に応じて資金の10%を賭ける

上記のベットを500回試行した後の手持ち資金は、このようになりました。

オールイン法 マーチンゲール法 フィボナッチ法 定額法 ユニット法
平均 0 $8,167 $6,489 $5,473 $137,486
中央値 0 0 0 $5,800 $12,234
最大 0 $32,400 $19,500 $14,000 $37,459,336
破綻する確率(%) 100% 72% 54% 13% 0%
利益が出た確率(%) 0% 28% 46% 87% 87%

毎回全額を賭けるオールイン法が破綻確率100%なのは当然として、理論上の必勝法と言われるマーチンゲール法も7割以上の確率で破綻しています。

ブクメちゃん
安定感があるはずの定額法でも13%の破綻が出てる!
ジャパンちゃん
逆にユニット法は破綻率が0%の上に、最大で37000倍もの利益を出しています。
トウシくん
シミュレーションの結果から、ユニット法の優秀さが証明された形ですね。

ユニット法のメリット・優れている点

ユニット法のメリットは、以下の2点です。

  • 勝ちが先攻すると賭け金が上がるので資金の増加スピードが早くなる
  • 負けが先攻すると賭け金が下がるため資金の減り方がゆるやか

この点について順番に解説します。

連勝時に資金の増加スピードが速い

まず、連勝時の資金の増え方について定額法と比較してみましょう。

ユニット法
1回目 2回目 3回目 4回目 5回目 6回目
勝敗
賭け金 100 110 121 133 146 161
残高 1100 1210 1331 1464 1610 1771

※小数点は切り捨て

定額法

1回目 2回目 3回目 4回目 5回目 6回目
勝敗
賭け金 100 100 100 100 100 100
残高 1100 1200 1300 1400 1500 1600

6連勝した場合、ユニット法と定額法では100ドルもの差が生まれています。資金が増えるにつれて、この差はどんどん広がります。
ユニット法は、連勝時の爆発力に優れた賭け方であることが分かりますね。

連敗時は資金の減り方がゆるやか

次に、連敗時の資金の減り方についても見てみましょう。

ユニット法
1回目 2回目 3回目 4回目 5回目 6回目
勝敗 × × × × × ×
賭け金 100 90 81 72 65 59
残高 900 810 729 657 592 533

※小数点は切り捨て

定額法
1回目 2回目 3回目 4回目 5回目 6回目
勝敗 × × × × × ×
賭け金 100 100 100 100 100 100
残高 900 800 700 600 500 400

仮に6連敗した場合でも、残高に100ドルの差が出ています。定額法では、ここから4連敗で破産しますが、ユニット法ならまだまだ資金が残ります。勝率55%なら、実質的な破綻確率はゼロに限りなく近いのです。

これらの検証から、ユニット法は攻守にバランスが取れたベッティングシステムであるとえいます。

ベット額は柔軟に変えよう

これまでの検証ではユニット法のベット額を10%に設定しましたが、実戦で使用する際は割合を自由に変化させてもかまいません。

たとえば、資金が少ないうちは10%でもそれほどプレッシャーを感じませんが、ベット額が大きくなると心理的なストレスに耐えきれない人もいるでしょう。
そういう人は、資金の5%、2%、1%といった感じで割合を減らすことをおすすめします。

まとめ

今回は、多くのベッターが使用しているユニット法について解説しました。

トウシくん
僕もユニット法を使っています。ただし、資金の10%はリスクもあるので1~5%以内にしています。

ブクメちゃん
賭け方でこんなに差が出るなんてビックリ。私もユニット法を使ってみようかな。

ジャパンちゃん
ブクメちゃんだと、勝率55%は厳しいかもしれないけど資金管理の方法としてはユニット法が一番おすすめだよ!

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