クイーンエリザベスⅡ世カップは、香港のシャティン競馬場で開催される競馬の重賞(G1)競走です。今年のクイーンエリザベスⅡ世カップは4月30日(日)の17時40分にシャティン競馬場の芝2000mで開催。香港チャンピオンズデーの中距離王決定戦として知られています。
ブックメーカーではクイーンエリザベスⅡ世カップのような海外重賞レースに賭けることができます。おすすめのブックメーカー競馬サイトを別記事で紹介しています。
クイーンエリザベスⅡ世カップ2023概要
タイトル | クイーンエリザベスⅡ世カップ |
---|---|
格付 | G1 |
開催国(競馬場) | 香港(シャティン競馬場) |
日付 | 4月30日 |
予定発走時刻 | 17時40分 |
性齢 | 3歳上 |
コース | 芝2000M |
賞金 | 1着賞金:約4億円 |
クイーンエリザベスⅡ世カップ2023のブックメーカー最新オッズ
イギリスのブックメーカー『bet365』が発表しているクイーンエリザベスⅡ世カップ2023の最新の単勝オッズは以下の通りです。
1位 ロマンチックウォリアー 2.00倍
2位 ドバイオナー 4.00倍
3位 ダノンザキッド 5.50倍
4位 ジェラルディーナ 10.00倍
4位 プログノーシス 10.00倍
6位 マネーキャッチャー 21.00倍
7位 トゥールビヨンダイヤモンド 34.00倍
※ブックメーカーの競馬に関する記事はこちらをご覧ください。
クイーンエリザベスⅡ世カップ2023のブックメーカー3社のオッズを比較
イギリスのブックメーカー『bet365』や『ウィリアムヒル』では2023年クイーンエリザベスⅡ世カップの有力馬のオッズを公開しています。
馬名 | |||
ロマンチックウォリアー | 2.00 | 2.10 | 2.00 |
ドバイオナー | 4.00 | 4.00 | 4.00 |
ダノンザキッド | 5.50 | 9.00 | 5.50 |
ジェラルディーナ | 10.00 | 7.50 | 10.00 |
プログノーシス | 10.00 | 9.00 | 10.00 |
マネーキャッチャー | 21.00 | 15.00 | 21.00 |
トゥールビヨンダイヤモンド | 34.00 | 34.00 | 34.00 |
※オッズは2023年4月25日現在のものです。
クイーンエリザベスⅡ世カップ2023の有力馬のオッズ
香港チャンピオンズデーのメインとして知られるクイーンエリザベスⅡ世カップですが、出走馬も気になりますよね?それではブックメーカーで発表されているbet365のオッズとともに注目度の高い出走馬を詳しく見ていきましょう。
ロマンチックウォリアー
馬名 | ロマンチックウォリアー |
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性齢 | セ5歳 |
オッズ(bet365) | 2.00 |
昨年の香港カップ覇者ロマンチックウォリアー。香港カップではダノンザキッドらを退け4馬身超の差をつけ圧勝でした。年明け2戦はいずれも香港の雄ゴールデンシックスティの2着と敗れるも、今回のメンバーを見る限り断然の人気に支持されそうです。これまでのレースでの安定感はもちろん、メンバー構成を考えても大崩れは考えにくく、ここは日本馬にとっても大きな脅威となることは間違いありません。
ドバイオナー
馬名 | ドバイオナー |
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性齢 | セ5歳 |
オッズ(bet365) | 4.00 |
昨年まではイギリスを中心に1.5戦級の評価だったドバイオナー。そんな評価が変わり始めたのは年明けのオーストラリアでのGⅠ連勝のインパクトの賜物でしょう。前走は日本から出走したユニコーンライオンらを退けてGⅠ連勝を達成。世界を飛び回るのはセン馬の宿命とは言えますが、ここに来て本格化した印象もあり返す刀でGⅠ3連勝を狙います。
ダノンザキッド
馬名 | ダノンザキッド |
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性齢 | 牡5歳 |
オッズ(bet365) | 5.50 |
2020年のホープフルステークス覇者ダノンザキッド。勝ち切るまでは至らないものの、これまで大崩れしたのは関東圏でのレースと、敗因ははっきりとしていて香港カップでは日本馬最先着の2着と今回は日本での人気以上に評価されています。香港カップでの着差を覆すことは容易ではありませんが、地の利を生かして久々の戴冠を目指したいところです。
クイーンエリザベスⅡ世カップ2023ブックメーカーの馬券の買い方
ここからは実際にブックメーカーで競馬に賭けるための買い方の手順を解説します。今回はbet365での買い方手順を見ていきましょう。
先に手順を説明すると以下の通りです。
- サイトから「競馬」を選択
- クイーンエリザベスⅡ世カップを選択
- 賭け方と馬を選択
- 賭ける金額を入力して投票
では、具体的に画像付きで解説します。基本的な賭けの流れは全サイト共通です。どのブックメーカーを利用するにしても、下記のステップで馬券を買います。
競馬のページに移動する
bet365にログイン後に、bet365トップページのメニューの「A-Z」をタップします。賭けられるスポーツ一覧が出てくるので「競馬」を選択します。
クイーンエリザベスⅡ世カップを選択する
競馬のページに移動し、アンティポストから国際にあるクイーンエリザベスⅡ世カップを選びます。
賭けたい競走馬を選択する
出走予定の馬のオッズ一覧が表示されますので、賭けたい馬を選択します。すると、最初に単勝と複勝のオッズを確認できます。その他の賭け方も選択可能です。
賭け金を入力して投票する
馬を選択すると、画像のように金額入力画面が出てきますので、賭け金を入力します。
複勝にも賭けたいときは「イーチウェイ」にもチェックをいれます。「イーチウェイ 1/5 3着」とは、賭けた馬が3着以内に入ると、単勝オッズの5分の1が払い戻されるという意味です。
「ベットする」をタップすると投票完了です。
クイーンエリザベスⅡ世カップの歴史
そもそもクイーンエリザベスⅡ世カップが開催され始めたのは1975年。イギリスのエリザベス女王が香港のハッピーバレー競馬場に来訪されたことを記念して新設されたレースでした。当時はダートの1575m戦だったため、現在とはだいぶ性格が異なるレースでした。
現在のようにシャティン競馬場で行われるようになったのはそれから4年後の79年。このころは香港に所属している馬だけのレースとして開催されているマイル戦だったため、国際的な認知度は低め。というのも、香港は競馬でみると後進国とされていたため、ローカルレースの域を出ることはありませんでした。
そんなクイーンエリザベスⅡ世カップの評価が定まったのは95年以降。香港カップらが国際レースとして認められたのと同じ年のこと。この年には芝の2200mに条件も変わりました。
ただし、香港のチャンピオンを決めるという香港カップとは異なり、当時のクイーンエリザベスⅡ世カップにはGⅠ勝ち馬は出走不可というルールがありました。
そのため、外国調教馬はあまり集まらないというデメリットもありました。ちなみにこの95年、日本馬として初参戦したのがフジヤマケンザン。10着と着順こそ冴えませんでしたが、あくなきチャレンジ精神は高く評価されました。
GⅠ勝ち馬の出走が可能になったのは97年から。そしてこの年から距離も2000mになり、現行の条件へと変わりました。このころから日本の馬たちも出走するようになり、マイネルブリッジ(9着)やオークス馬、ダンスパートナー(8着)が出走するようになりました。
中距離戦線を活躍の場とする日本馬の隠れた人気レースとして地位を得たクイーンエリザベスⅡ世カップですが、日本馬初の勝ち馬となったのはエイシンプレストン。02年に遠征し、見事に勝利。ちなみにこの年の2着にアグネスデジタルが食い込み、日本馬のワンツーを達成しました。
これで日本の関係者にも人気に火が付き、ほぼ毎年のように遠征馬が登場。シャティン競馬場は日本よりもタイムが1~2秒ほど時計がかかる馬場で力がいるため、日本ではキレ負けするような馬が有利になるという傾向もありました。思えば2019年も持久力をウリにするタイプのウインブライトが直線で抜け出して悲願のGⅠ制覇を果たしたばかりです。
そのため、日本のレースではあと一歩届かないという馬がGⅠ制覇を目指して遠征するというケースや高齢になってズブくなり、時計勝負が苦手になった馬が参戦するようになりました。これ以外にも欧州やアジア諸国から遠征馬が続出し、今や香港競馬下半期の最大のレースとまでなりました。