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インターナショナルステークス【2021】ブックメーカーオッズ

8月も半ばを過ぎ、日本の競馬も秋のビッグレースに向けて徐々にトップホースたちが休養から復帰し始めました。競馬発祥の地であるイギリスもそうした傾向があり、秋のビッグレースである凱旋門賞に向けて有力馬がスタンバイを始めます。そうした有力馬たちが休み明けから戻ってくるレースの大本命とも言える、インターナショナルSが間もなく迫ってきました。

インターナショナルステークス概要

インターナショナルステークス(International Stakes、英国際ステークスと訳される場合もある。正式名称はJuddmonte International Stakes)は、イギリスのBHA(英国競馬統括機構)がヨーク競馬場の芝10ハロン56ヤード(約2063m)で施行する競馬のG1(グループ1)競走である。

タイトル Juddmonte International Stakes
格付 G1
開催国(競馬場) イギリス(ヨーク競馬場)
性齢 4歳以上牝
コース 芝10ハロン56ヤード(約2063m)
賞金 賞金総額100万ポンド

インターナショナルステークスの歴史

インターナショナルSはイギリスのヨーク競馬場の芝コース10ハロン88ヤード(約2092m)で開催。凱旋門賞を目指す有力馬たちのステップレースであるとともに夏の中距離王者決定戦と言う位置づけのレースでもあります。

伝統あるイギリス競馬の主要G1レースですが、創設されたのは1972年と比較的最近のもの。しかも当時はベンソン&ヘッジズゴールドCという名前で行われていました。新設された72年から大注目を集めたレースとなりましたが、その理由は豪華な出走メンバーでした。

この年の出走馬の目玉はブリカディアジェラード。初代欧州三冠馬となったミルリーフの最大のライバルとして知られた馬で、あのミルリーフがただの一度も先着できなかったこともこの馬の強さを物語るものでした。ブリカディアジェラードは主にマイル~中距離戦線を主戦場としていてG1レースを10勝以上、デビューから15戦負けなしでこのベンソン&ヘッジズゴールドCに出走してきました。

このレースを制すればリボーが持つヨーロッパの連勝記録のトップタイに並ぶ16連勝と言う大偉業を成し遂げることになるブリカディアジェラードはダントツ人気でこのレースに出走しましたが、結果はまさかの2着。この年の英ダービーを制したロベルトの逃げ切りを許すという波乱の展開でした。ちなみにロベルトと言えば、産駒のブライアンズタイムやリアルシャダイを介して日本競馬界でも活躍馬を数多く輩出したことでも知られています。

凱旋門賞への有力ステップの一つではありますが、2000m前後の距離ということでブリカディアジェラードのようにマイルから中距離戦線を主戦とする馬も数多くエントリーしてくるレースとしても知られています。00年以降の勝ち馬を見てもジャイアンツコーズウェイ、フランケルらがブリカディアジェラードタイプのマイラーで、サキー、シーザスターズ、さらに一昨年の勝ち馬ポストポンドらは凱旋門賞へのステップとしてこのレースを選択してきました。

まさに中距離馬とクラシックディスタンスを狙う馬たちが一堂に会するレースで、絢爛豪華なメンバーが毎回揃うことでも知られています。ちなみに日本馬でも05年にゼンノロブロイがこのレースに遠征し、エレクトロキューショニストとの激しい叩き合いの末に2着に敗れたことで日本の競馬ファンにも知られています。昨年もシュヴァルグランが参戦して話題になったのは記憶に新しいことでしょう。

インターナショナルステークス2021の最新ブックメーカーオッズ

インターナショナルステークスのオッズが発表されている、2021年のブックメーカーの一覧になります。

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インターナショナルステークス2021の見どころ

欧州競馬のトップホースたちが集う一戦だけにどんな馬が集まるか気になりますよね? それではブックメーカーで発表されているオッズとともに注目度の高い出走馬を詳しく見ていきましょう。

今年のインターナショナルSで1番人気に推されているのはミシュリフです。

昨年の時点でサンパサンジダービー2着など、芝ダート問わない活躍を見せていた万能型の馬ですが、今年になってから完全開花。まず手始めに挑んだサウジCでは他馬をものともしないで突き抜けて楽勝すると、3月のドバイではWCではなく、あえてシーマクラシックへ。クロノジェネシス、ラヴズオンリーユーら競合馬がいる中でものともせずに伸びて見事に勝利。箔をつけた形で欧州へ戻ってきました。

そして欧州に復帰後はエクリプスS3着、そしてキングジョージで2着と相変わらず嬢に食い込むという成績を収めています。そろそろ叩き3戦目ということで狙い目と言えそうです。

これに続くのがラヴです。

ベタベタすぎるほどベタな馬名にクールモア生産、ジョン・マグナー所有のガリレオ産駒。そして鞍上はライアン・ムーアで管理するのはエイダン・オブライエン調教師と欧州の名馬そのものという感じの同馬ですが、2歳6月のデビューからまさかの2連敗。初勝利は3戦目という意外な遅咲きでした。しかし未勝利を脱出した矢先に出走したシルヴァーフラッシュSでは難なく抜け出して重賞初制覇。これでオブライエン厩舎のエース、ムーアを鞍上に迎えますが、その初陣はデビュータントSで5着。相変わらずポカの多さが目立つと思えば、モイグレアスタッドSでは快勝してG1初制覇。続くフィリーズマイルは馬場を気にして伸びずに3着と強いんだか弱いんだかわからないまま2歳時を終えました。

年明け緒戦に選んだのが英1000ギニー。コロナウイルスの影響で開催が遅れたことがこの馬にどう影響するかとも思われましたが、馬群のちょうど中団辺りでレースを吸進めると直線残り400mで速めに先頭に立ち、長い競り合いを制してゴールまで伸び続けるという強い内容で快勝。気が付けば2着のクロークオブスピリッツに4馬身1/4という差をつけていました。

レース後、ムーアが「走るガリレオ産駒の典型」と褒めちぎれば、オブライエン調教師も「オークスが最大目標。順調に調整できている」と管理馬の強さ、そしてこの馬の魅力について語るほどでした。もちろん大本命で迎えた英オークスでラヴはムーアの言葉通りの強さを満天下に示す結果に。何といっても2着馬に9馬身差をつけるブッチギリで文句なしの2冠を達成しました。返す刀で挑んだヨークシャーオークスも楽勝して3歳シーズンを終えると、4歳年明け緒戦となったプリンスオブウェールズSも圧勝。ところがキングジョージでは3歳馬アダイヤーに先着を許して3着止まり。凱旋門賞制覇に向けて負けられない一戦となります。

インターナショナルSは8月18日(水)の15時35分(日本時間:23時35分)に発走予定。欧州競馬のトップホースたちが集う一戦だけにぜひ馬券を買ってみたいですね!