今年の有馬記念は12月26日(日)の15時25分に中山競馬場の芝コース2500mで開催。昨年はレース史上初の牝馬によるワンツー決着。今回で第66回目となる年末総決算のレースです。
概要
有馬記念は、中山競馬場で開催される競馬の重賞(G1)競走である。ファン投票で選出された3歳以上の馬が出走可能なまさに競馬界のオールスターレースといえます。
有馬記念
レース名 |
有馬記念 |
---|---|
格付 | G1 |
開催国(競馬場) | 日本(阪神競馬場) |
性齢 | 三歳上牡牝セン |
コース | 芝2500M |
賞金 | 1着賞金:3億円 |
有馬記念の歴史
競馬ファンのみならず、国民的関心ごとのひとつと言っても過言ではないビッグレース、有馬記念ですが、レース創設のキッカケとなったのは当時の日本中央競馬会の理事長である有馬頼寧氏の発案によるものでした。
有馬氏は春に京都、秋に東京で開催される天皇賞が盛り上がっているのを見て、「冬の中山にもダービーに負けない大レースを」と言う思いを強くしました。そうして戦後の56年に「第1回中山グランプリ」の名称で有馬記念の母体となるレースを創設します。この当時からファン投票の選出となるレースですでに有馬記念と同じフォーマットのレースが開催されていたことになります。
大成功を収めた中山グランプリに満足した有馬氏ですが、翌57年1月に突然の死。2回目以降の中山グランプリの成功を見ることなくこの世を去ってしまいました。競馬界に多大な功績を残した有馬氏を称えるため、中山グランプリの名称を第2回目となる57年から「有馬記念」と名称を変更。有馬記念の副題に「グランプリ」が付くのはこれが理由となっています。
有馬記念の最大の特徴となっているのはファン投票によって出走馬を選出できること。いわばオールスターゲームのような趣があるレースで、その年を代表するような馬が数多く出走してきます。話題を集めている障害のスターホース、オジュウチョウサンが出走できたのもそれが理由です。そのため毎年のように盛り上がりを見せるレースですが、開催条件は暮れの中山芝2500mというトリッキーな条件。
そのため有馬記念は順当で収まる年もあれば波乱の主役として台頭した穴馬も数多くいます。近年の代表的なところでいえば、07年のマツリダゴッホや92年のメジロパーマーなどが該当するでしょう。そのため、一攫千金を目指す穴党ファンにも楽しみなレースになっていると言えます。
有馬記念2021の最新ブックメーカーオッズ
人気順 | 馬名 | ウィリアムヒル |
1 | エフフォーリア | 2.20倍 |
2 | クロノジェネシス | 2.25倍 |
3 | タイトルホルダー | 7.00倍 |
4 | ステラヴェローチェ | 10.00倍 |
5 | ディープボンド | 17.00倍 |
6 | アカイイト | 26.00倍 |
7 | ウインキートス | 34.00倍 |
8 | アリストテレス | 34.00倍 |
9 | アサマノイタズラ | 41.00倍 |
10 | キセキ | 51.00倍 |
11 | シャドウディーヴァ | 67.00倍 |
12 | メロディーレーン | 101.00倍 |
13 | ユーキャンスマイル | 101.00倍 |
14 | ペルシアンナイト | 101.00倍 |
15 | パンサラッサ | 101.00倍 |
16 | モズベッロ | 151.00倍 |
17 | エブリワンブラック | 201.00倍 |
上記オッズは有馬記念のオッズが発表されている、ウィリアムヒルのオッズです。2021年のブックメーカーの一覧になります。
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有馬記念の見どころ

その年の総決算のレースと言える有馬記念。歴史を振り返ってみても名馬の圧勝あり、大波乱もありと、どのレースも忘れ難いものばかりです。
トリッキーなコース形態から大波乱も度々起こり馬券ファンにとっても注目度の高いレースですが、一番の醍醐味は年末に行われるレースだけあって、その年のクラシックを戦ってきた馬と古馬勢の激突です。
特にここが引退レースとなる馬も多く世代交代を決定づけたい馬にとっては負けられない一戦で、今回もこのレースで引退となる女王クロノジェネシスと強豪ひしめく3歳勢の代表格エフフォーリアの最初で最後の対決が最大の焦点となっています。過去10年では古馬VS3歳馬の成績は5勝5敗のイーブンであり、古馬の意地か世代交代なるか注目の一戦です。
このレースでグランプリ4連勝を狙うクロノジェネシス。今年の始動戦はドバイシーマクラシックでした。圧倒的一番人気に支持されるもミシュリフから僅差の2着、続く宝塚記念では初の鞍上交代ながらも貫禄の勝利、前年は渋った馬場で圧勝でしたが今年は良馬場で2.5馬身差をつけ凱旋門賞に弾みをつけました。
続く凱旋門賞は馬場適性や血統的背景から期待されましたが7着。この有馬記念でグランプリ4連勝に照準を合わせ有終の美を飾るべく満を持しての参戦となります。3冠を分け合った同期のグランアレグリアやラヴズオンリーユーも同じく年内で引退・引退レースを勝利しておりクロノジェネシスも続きたいところです。
対するエフフォーリアは前走天皇賞・秋で三冠馬コントレイルや女傑グランアレグリアを撃破。クロノジェネシスを含め古馬勢の主力がこぞって今年引退となるだけにエフフォーリアにかかる期待は計り知れません。
前走は前を行くグランアレグリア、後方のコントレイルに気を遣いながらのレースでしたが、上り33.2の末脚でバブルガムフェロー・シンボリクリスエスに次ぐ3歳での天皇賞・秋制覇となりました。
皐月賞での圧勝、日本ダービーでシャフリヤールに差されたことを踏まえて早い上がりを求められる馬場に一抹の不安を感じましたが、前走ではものともせず成長が感じられた一戦でした。有馬記念は上がりのかかるレースでありエフフォーリアにとってはより適性のあるコースといえます。
2強の様相ながら二頭に一矢報いたいのがタイトルホルダーです。3勝はいずれも逃げた時であり、古くはメジロパーマー、マヤノトップガン、近年ではダイワスカーレットやキタサンブラックなど逃げの戦法が吉となりやすいレースです。
加えて中山競馬場の経験も豊富なのも不気味で、前走の菊花賞での圧勝は展開が向いただけではなくこの馬の確かな実力があってのものでした。鞍上は横山武→兄の横山和に変更となりますが、鞍上は「何の不安もない」とのコメントだけに逃げて圧勝までありそうな気配です。ちなみにヤクルトが日本一の年に菊花賞馬が有馬記念に参戦した年は3戦2勝2着1回の連対率100%というデータも。
4番人気予想は同じ3歳馬のステラヴェローチェです。中々人気にならないながらもクラシック皆勤、3着→3着→4着と安定した戦績を残しました。クロノジェネシスと同じバゴ産駒で、不良馬場での強さや早い上がりを使えることも似た雰囲気を感じさせる同馬。今回デムーロに鞍上交代も好材料で思い切ったレースぶりで上位3頭を食らいます。
古馬の主役級が2021年に去り、現3歳勢が中心となる2022年。クロノジェネシスのグランプリ4連勝で古馬の意地を見せつけるか、エフフォーリアやタイトルホルダーなど強い3歳世代が勝利し世代交代を高らかに宣言するか、競馬ファンにとっても注目のレースです。
有馬記念は12月26日(日)15時25分発走予定です。2021年の総決算のレースだけに馬券を取りたいところですね!


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