ブックメーカーで利益を上げるために活用したいのが「ハンディキャップ」です。うまく活用できれば、通常の勝敗予想よりも稼ぎやすくなるでしょう。
ブックメーカーのハンディキャップとは?
ハンディキャップとは、あらかじめ設定されたプラスまたはマイナスの数値を実際の試合結果に反映させる賭け方のことです。主に勝敗予想において用いられます。
具体例を挙げて説明していきましょう。
上記の画像では、ウルグアイに「−2.5」のハンデがついています。「−2.5対0」という状況と変わらないので、ここでベットするとウルグアイが3点差以上をつけて勝たないと的中となりません。
一方で、対戦相手のパナマには「+2.5」がついているので2点差以内の負けまではベット的中となります。
ウルグアイの「−2.5」にベット
ウルグアイが1点差で勝利:ウルグアイ1 – 2.5 パナマ 不的中
ウルグアイが2点差で勝利:ウルグアイ2 – 2.5 パナマ 不的中
ウルグアイが3点差で勝利:ウルグアイ3 – 2.5 パナマ 的中
ハンディキャップの種類
ハンディキャップは大きく分けて以下の2種類があります。
- アジアンハンディキャップ
- ヨーロピアンハンディキャップ(3ウェイハンディキャップ)
それぞれのハンディキャップについて解説していきます。
アジアンハンディキャップ
アジアンハンディキャップの特徴は、引き分けがない2択のハンディキャップとなることです。先に説明した「ウルグアイVSパナマ」のハンディキャップはアジアンハンディキャップです。
0.5刻みのハンデなので、引き分けという結果は起こり得ません。
ハンデの数値に整数がつけられることもありますが、ハンデ込みで同点となる場合はベット無効の扱いで返金されます。
上記画像で「−2.0」の整数ハンデにベットした時、実際の試合結果が2-0など2点差勝利の場合は、ハンデ込みだと「0-0」の同点です。勝ちか負けの2択予想のため、同点の場合は返金されます。
ヨーロピアンハンディキャップ(3ウェイハンディキャップ)
ヨーロピアンハンディキャップは、引き分けを含めた3択予想となる項目です。3択になることから「3ウェイハンディキャップ」と表記しているブックメーカーもあります。
上記の画像では、イングランド「−1」・同点「+1」・イタリア「+1」という3択なので、結果は以下3つが考えられます。
イングランド2点差以上で勝利:イングランド「−1」が的中
イングランド1点差で勝利:同点「+1」が的中
イタリアが引き分けor勝ち:イタリア「+1」が的中
イングランドが1点差で勝った場合、ハンデを考慮すると同点です。アジアンハンディキャップなら返金となりますが、ヨーロピアンハンディキャップでは同点の項目が的中になり、返金はありません。
ヨーロピアンハンデの場合、ハンデ数値は整数が原則です。
ハンディキャップで賭けるメリット
ハンディキャップで賭けるメリットは主に以下の2つです。
- プライオリティーのオッズを上げられる
- アンダードッグで当てやすくなる
それぞれを解説していきます。
プライオリティーのオッズを上げられる
ハンデをつけることで、プライオリティー(オッズが低い側)のオッズを上げられます。
具体例を挙げて説明します。
上記画像は、通常の勝敗予想ですが、プライオリティーの北アイルランド勝利オッズは「1.57倍」です。ところが下記のハンディキャップ予想を見ると「−1」ハンデが「2.6倍」となっています。
アンダードッグで当てやすくなる
アンダードッグ(オッズが高い側)に賭ける場合には、プラスのハンデをつけて当てやすくなります。
先程の「北アイルランドVSキプロス」の試合オッズをもう一度確認しましょう。
キプロスの勝利オッズは5.75倍なので、単純に考えれば的中確率は低いでしょう。しかしプラスのハンデをつけると、オッズこそ下がりますが的中しやすくなります。
大量点差で負けることはないと予想するなら、プラスハンデをかけてアンダードッグにベットするのも1つの手段です。
ハンディキャップで賭けるときの注意点
うまく使えば便利なハンディキャップですが、賭けるときに覚えておきたい注意点が3つあります。
- ライブベット時は条件を確認
- スポーツによって呼び名が違う
- 実際の試合はハンデを考慮していない
こちらもそれぞれを解説していきます。
ライブベット時は条件を確認
ハンディキャップにライブベットするときは、ハンデの条件をしっかり確認しましょう。
ざっくり分けると以下の通りです。
- アジアンハンディキャップ:ライブベット時点からハンデ適用
- ヨーロピアンハンディキャップ:試合開始時がハンデの起点
具体例で見てみましょう。
上記画像はライブ中のサッカーの試合「バハマVSニカラグア」で、「0-1」でニカラグアがリードしている状況のアジアンハンディキャップのオッズです。
一方で、同じシーンのヨーロピアンハンディキャップのオッズは以下の通りです。
両者の「−1」ハンデを確認しましょう。
アジアンハンディキャップ「−1」 | 3.2倍 |
---|---|
ヨーロピアンハンディキャップ「−1」 | 1.83倍 |
通常ならオッズが低いはずのアジアンハンディキャップの方が、オッズが高くなっています。
ライブベットする際は、ハンデの起点がいつなのかを把握していないと勘違いで的中を逃すリスクがあります。
スポーツによって呼び名が違う
ハンディキャップベットができるスポーツは多いですが、賭けるスポーツによっては呼び名が異なります。
主要スポーツのハンディキャップの呼び名を一覧にしてまとめたので、確認しておきましょう。
呼び名 | 該当スポーツ |
---|---|
ハンディキャップ | サッカー、テニス、バレーボール、ラグビー |
ランライン | 野球 |
スプレッド | バスケットボール、アメリカンフットボール |
ライン | アイスホッケー |
項目名 | ここに説明文を入力してください。 |
呼び名が異なるだけで、意味は全てハンディキャップです。ハンディキャップの表示がないスポーツに賭けるときは、違う呼び名になっていないかチェックしましょう。
実際の試合はハンデを考慮していない
当たり前の話ではありますが、実際に試合をしている選手はハンデをかけられていることなど知りません。
例えば、サッカーの試合で「−3.5」などの大きいハンデをかけたとしても、選手たちは無理して4点差以上で勝ちにいかないことも多いです。
もちろん戦力差が大きい試合は自然と点差がつくことはありますが、ハンデ前提でプレーしていないことは把握しておきましょう。
まとめ
今回は、ブックメーカーの代表的な賭け方の1つ「ハンディキャップ」について解説しました。改めてハンディキャップについて以下にまとめています。
- ハンディキャップはアジアンハンデとヨーロピアンハンデの2種類
- アジアンハンデは引き分けなしの2択
- ヨーロピアンハンデは引き分けありの3択
- ハンデを使うとプライオリティーのオッズ引き上げ・アンダードッグの的中率増などのメリットがある
- ライブベット時はハンデの条件に注意
ぜひ活用していきましょう!
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